バイオインフォマティクス用ワークステーション

ライフサイエンス研究に携わるお客様より、Cell RangerとImarisを扱うためのワークステーションをご相談いただきました。
ご予算は200万円程度で、メモリ容量256GB以上確保することが最優先事項です。
GPUはほとんど使用する予定はなく、OSはUbuntuとWindowsのデュアルブートにしたいとご希望いただいています。

ご連絡いただいた内容を踏まえ、弊社からは下記の構成をご提案しました。

CPU Intel Xeon W5-2565X 3.20GHz (TB3.0時 最大4.8GHz) 18C/36T
メモリ 合計512GB DDR5 5600 REG ECC 64GB x 8
ストレージ 2TB SSD M.2 NVMe Gen4
ビデオ NVIDIA RTX4000 Ada 20GB (DisplayPort x4)
ネットワーク on board (2.5GbE x1 /10GbE x1)
筐体+電源 ミドルタワー筐体 1000W 80PLUS PLATINUM
OS Microsoft Windows 11 Professional 64bit
その他(1) Ubuntu24.04デュアルブート設定
その他(2) 27型4K液晶ディスプレイ、USBハブ、内蔵無線LAN

お客さまからご連絡いただいた条件に合わせた構成です。
液晶ディスプレイやUSBハブ、内蔵無線LANなどは、お客様指定の追加オプション品です。

Imarisは扱うデータ容量によって、おすすめスペックが異なる

Imarisは処理する画像データの容量に応じて、求められるスペックが異なります。
目安として、メモリ容量は画像データ容量の1.5倍以上が必要であり、処理画像が複雑な場合には、RTX2000 Ada以上のハイエンドなGPUを利用するのがおすすめです。

Imarisのプリインストール出荷にも対応

本事例の構成にはImarisのライセンスやインストールは含まれませんが、ご希望の際にはお気軽にご相談ください。
新規でImarisライセンスを導入する場合には、オックスフォード・インストゥルメンツ社によるデモを行い、最適なライセンスを確認した上でお見積もりをご案内いたします。
ご希望の際には、以下の情報をお知らせください。

・撮影したシステム名
・撮影内容
・計測したいもの

■キーワード

・Cell Rangerとは
Cell Rangerは10x Genomics社によるソフトウェアパイプラインの1種。シングルセルRNAシークエンスデータの処理、クラスタリング、遺伝子表現量の量化を行うことができる。 10x Genomics Chromeを使って生成されたシングルセルRNAシークエンスデータを処理したり、 遺伝子表現クラスタリングを行いシングルセルのサブポピュレーションを同定することが可能。その他、バーチャルリファレンスにマッピングし遺伝子を量化しての表現行列作成にも対応。

参考:Cell Ranger(10x Genomics) ※外部サイトに飛びます

・Imarisとは

IMARISは生物学や医学研究向けの高度な画像解析ソフト。2D、3D、4Dの顕微鏡画像の可視化と分析を提供する。直感的なワークフロー、AIによるオブジェクト検出、GPU加速デコンボリューションなどの特徴がある。

参考:Microscopy Image Analysis Software – Imaris – Oxford Instruments ※外部サイトに飛びます

 

用途と予算だけで気軽に見積 - テグシスのかんたんお問合せフォーム