DeepLabCut用マシン (2024年12月版)

森林研究に携わるお客様より、DeepLabCut、Metashape、R、QGISを快適に動作させるためのPCをご相談いただきました。
使用ソフトウェアの優先度はR=QGIS=DeepLabCut>Metashapeの順。長時間の連続使用に耐えられることが条件です。
具体的なスぺックとしては、10GbEに対応したネットワークカードと、後々自分で交換可能な4TB以上の2nd HDDを搭載していることをご希望いただいています。

これらの条件を踏まえて、弊社からは下記のスペックをご提案しました。

CPU Intel Xeon W5-2565X 3.20GHz (TB3.0時 最大4.8GHz) 18C/36T
メモリ 合計256GB DDR5 5600 REG ECC 64GB x 4
ストレージ1 2TB SSD M.2 NVMe Gen4
ストレージ2 4TB HDD S-ATA
ビデオ NVIDIA Geforce RTX4090 24GB
ネットワーク on board (2.5GbE x1 /10GbE x1)
筐体+電源 ミドルタワー筐体 + 1500W
OS Microsoft Windows 11 Professional 64bit

DeepLabCutはGPU性能が重要

DeepLabCutの利用を重視し、ご予算に合わせたCPUとGPUを選定しました。DeepLabCutはGPU性能が重要で、ビデオメモリ容量が8GB以上のモデルが推奨されています。そのため、GeForceシリーズの最上位モデル「RTX4090 24GB」を採用しました。

なお、本構成にはDeepLabCutのインストールは含まれておりません。希望される場合はお知らせください。

CPUとメモリ容量の上限

CPUは「Core i9-14900K」を選び、メモリ容量は128GBとしています。このCPU仕様ではこれ以上のメモリ増設はできませんので、ご了承ください。

Metashapeは処理内容によって必要スペックが異なる

Metashapeについては、処理する画像の枚数、解像度、大きさ、および処理クオリティーによって必要なメモリ容量が異なります。下記URLを参考に、処理内容と搭載メモリ容量に問題がないかご確認ください。

海外製品最適化PCの製作サービス – Metashape の例

ストレージ構成

ストレージはRの利用を想定し、システム用に2TBのSSD M.2、2nd HDDとして4TBのHDDを追加しています。使用方法に合わせて変更可能ですので、ご希望をお知らせいただければと思います。

 

■キーワード

・DeepLabCutとは

DeepLabCutは、動物の行動を分析するためのオープンソースのディープラーニングツール。動画から動物の特定の身体部位を識別しマーカーレスでの追跡が可能で、精度の高い動きの分析を提供する。

参考:DeepLabCut — The Mathis Lab of Adaptive Intelligence ※外部サイトに飛びます

・Rとは
Rとはオープンソース・フリーソフトウェアの統計解析向けプログラミング言語/開発実行環境。統計処理のための計算やグラフ化で利用される。
多くのライブラリが存在するため、ライブラリを呼び出すだけで複雑な手法を扱うことができる。

参考:The R Project for Statistical Computing※外部サイトに飛びます

・QGISとは
QGISは、QGIS Development Teamにより開発されたオープンソースのGISソフトウェア。ArcGISに似たインターフェイスで空間データの可視化・編集・解析に対応している。機能面はArcGISと比較して限定的だが、無料で利用できる点とコミュニティサポートから個人・教育目的での利用に適しており、世界的に利用されている。

参考:QGIS フリーでオープンソースの地理情報システム ※外部サイトに飛びます

・QGISとは
QGISは、QGIS Development Teamにより開発されたオープンソースのGISソフトウェア。ArcGISに似たインターフェイスで空間データの可視化・編集・解析に対応している。機能面はArcGISと比較して限定的だが、無料で利用できる点とコミュニティサポートから個人・教育目的での利用に適しており、世界的に利用されている。

参考:QGIS フリーでオープンソースの地理情報システム ※外部サイトに飛びます

用途と予算だけで気軽に見積 - テグシスのかんたんお問合せフォーム