蛍光顕微鏡画像解析用ワークステーション

分子細胞生物学の研究に携わるお客様より、ワークステーション導入のご相談をいただきました。

主な使用目的は蛍光顕微鏡画像の解析とプレゼンテーション資料の作成で、メモリ128GB、2つ以上のHDD(SSD)、画像解析に適したビデオカードをご希望です。
使用ソフトウェアはFiji/ImageJ、GraphPad Prism、Adobe Illustrator、Photoshop、Microsoft Office、MATLABで、ご予算は100万円以内です。
その他にも、IMARIS、Neurolucida、ZEISS arivisなどの画像解析ソフトを使用する予定があると伺っています。

お客様のご要望を踏まえて、弊社からは下記の構成をご案内しました。

CPU Intel Xeon W5-2455X 3.20GHz(TB3.0時4.60GHz) 12C/24T
メモリ 合計 128GB DDR5 4800 REG ECC 32GB × 4
ストレージ1 1TB SSD M.2 NVMe Gen4
ストレージ2 4TB SSD S-ATA
ビデオ NVIDIA RTX A4000 16GB (DisplayPort x4)
ネットワーク on board (1GbE x1 /10GbE x1)
筐体+電源 ミドルタワー型筐体 + 850W
OS Microsoft Windows 11 Professional 64bit

見積もりを作成しました。IMARISを利用する予定があるため、テグシスにてご提供しているIMARIS用マシンをベースに構成を検討しました。
IMARISは画像解析ソフトであり、他の使用ソフトウェアにも適した構成です。

顕微鏡画像解析用ソフトウェア「IMARIS」用ワークステーション

CPUとビデオカードはIMARISが動作する構成とご予算から決定しました。IMARISはGeForceをサポート外としており、ワークステーション向けのビデオカードが必要です。搭載しているRTX A4000はミドルクラスの製品で、2D画像の描画に十分な性能を持ちます。大規模な3Dモデル操作でない限り、ほとんどの場面で問題になることはありません。

■キーワード

・Imarisとは

IMARISは生物学や医学研究向けの高度な画像解析ソフト。2D、3D、4Dの顕微鏡画像の可視化と分析を提供する。直感的なワークフロー、AIによるオブジェクト検出、GPU加速デコンボリューションなどの特徴がある。

参考:Microscopy Image Analysis Software – Imaris – Oxford Instruments ※外部サイトに飛びます

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