テガラ製PC向けHDDの全数スクリーニング(選別)を開始しました

■こちらは、2012年8月28日に投稿された記事のため、情報の内容が古い可能性があります。

8/28より、テガラ製PCに利用するすべてのHDDについてさらなる品質向上のためにスクリーニング(選別試験)を開始しました。弊社独自に試験を行い、一定の基準を満たしたHDDのみ製品に利用したとえ動作していても基準を満たさないHDDは利用しません。

従来もテガラ製PCでは出荷前に厳密な動作テストを行っていましたが、HDDは比較的故障率の高い部品であり、その耐久性にはばらつきがありました。そこでHDDをあらかじめ選別して利用することで、耐久性の向上や故障率の低減を図ることにしました。

【スクリーニングを行うことによるメリット】

潜在的に故障因子を抱えていたり、パフォーマンスの低いHDD を組み込み前に除去することにより、納入後のHDD トラブルが減少し、耐用年数の延長や性能のばらつきを抑える効果が期待できる。また、出荷前のHDD トラブル発生による納期遅れを防止することができる。

具体的なスクリーニングの内容としては、HDDの全セクタへのデータ読み書きを通じて不良セクタの有無や速度、温度を確認したり、一部のS.M.A.R.T項目をチェックして数値に異常がないか確認する…といった作業を行います。異常な数値が見つかったHDDを除外し、正常な値を示したHDDのみ利用します。

なお、スクリーニングを行うことでPCの価格に変更はありません。今回の取り組みにより、今まで以上に製品の信頼性、耐久性を向上させることができると考えています。