Geforce RTX4090 x4枚搭載マシン

拡張現実に関わる技術開発を行うお客様より、DeepLearningの学習用として、Geforce RTX4090を4枚搭載したマシンをご相談いただきました。
CPUのスペックはあまり必要ではなく、予算250万円程度での導入を希望です。

ご相談いただいた情報に合わせて、弊社からは下記の構成を検討しました。

【主な仕様】

CPU Xeon Silver 4314 (2.40GHz 16コア)
メモリ 128GB
ストレージ 1TB SSD S-ATA x2
ビデオ NVIDIA Geforce RTX4090 x4
ネットワーク on board (1GbE x1 10GBase-T x1)
筐体+電源 キューブケース + 1600W x2
OS Ubuntu 22.04

RTX4090 x4枚で利用する場合、CPUの選択によっては仕様上の最大消費電力が2000Wを超える見込みのため、電源の確保に注意する必要があります。本事例は、電源ユニットを2台搭載し2系統の電源出力を利用する構成です。

この構成は100V給電での利用が可能な仕様ですが、その場合電源ユニット容量に余裕がなくなるため、200V給電での利用を推奨しています。また、CPUをより消費電力の高いモデルに変更する場合、変更後の消費電力によっては200V給電での利用が必須になります。

なお、本事例の電源 2台は冗長性を目的としたものではなく、給電量を確保するためのものです。片方の電源が故障するとシステムは機能しなくなりますので、クリティカルな用途での利用は避けるようお願いいたします。

本事例の構成は、お客様から頂戴した条件を元に検討した内容です。
掲載内容とは異なる条件でご検討の場合でも、お気軽にご相談ください。

■注意点
RTX4090 x4枚をフル動作させた場合、ファン音量がかなり大きくなり、設置環境によっては高負荷状態での使用に適さない可能性があります。
静音性を重視したマシン導入のご提案も承っておりますので、気兼ねなくご相談ください。