ユニポスWEBサイトに、システマティックレビューのための管理ツール「Covidence」 のページを追加しました。
Covidence は、文献のインポートやスクリーニング、バイアスリスクの評価など、システマティックレビュー (系統的レビュー) のための機能を備えたツールです。医療に関する研究のシステマティックレビューを作成するコクランのレビュー制作プラットフォームとして採用されており、ヘルスケアはもちろん、教育、社会科学を含むさまざまな分野のレビューに対応しています。
参照 : Cochrane Community 内のCovidence 紹介ページ
https://community.cochrane.org/help/tools-and-software/covidence
Covidence を使用することで、レビュー1件に費やす時間を平均35%削減し、その結果平均で71時間もの時間を短縮することができます。またWEB上で利用することができ、シンプルなプラットフォームなため複数人でのチームコラボレーションに適しています。
Covidence の機能・特徴
以下の動画では Covidence の機能が、システマティックレビューの手順に沿って紹介されています。
引用文献 / 参考文献のインポート
EndNote、Zotero、Refworks、Mendeley などの文献管理ツールやRIS形式、PubMed形式に対応するあらゆるツールでシームレスに動作。
機械学習の利用
コクランの無作為化比較試験(randomized controlled trial: RCT)分類器と統合されているため、RCTでない研究を素早く正確にフィルタリング可能。
タイトルと概要の選別 (スクリーニング)
軽快なインターフェースとキーワードのハイライト機能によるスムーズなスクリーニング。誰が投票(vote)したのかを完全に記録し、1人または2人のスクリーニング担当者に対応。またオープンアクセスの研究を自動でアップロードし、全文レビューが可能。
リファレンスのアップロード
文献管理ツールに蓄積されたPDFをCovidenceに数クリックで転送可能。
全文選別 (スクリーニング)
キーワードやフレーズをハイライトすることで全文を素早く判断。除外の理由やメモを記録できるため、ボタンをクリックするだけで素早く意見の相違を解決可能。
データ抽出
ニーズにあわせてカスタムテンプレートを作成。必要な方法でデータを抽出し、プロセス中に全員が同じ意見を持つことができる柔軟性により、時間の節約と再作業量を減らすことが可能。
バイアスリスク
PDF内のテキストを直接ハイライトしたりコメントすることができ、自動でバイアスリスク表を作成可能。
エクスポート
一般的な統計パッケージに統合できる機械読み取りが可能な単一のファイルへとエクスポートできるため、任意のソフトウェアでレビューを続けることが可能。
ライセンスについて
Covidence は年間ライセンスです。
レビュー作成数の限られる個人ユーザー向けの Single Plan, Package Plan の他、学術機関・病院・学会など、組織での利用に適したOrganizations Plan もございます。Organizations Plan では、アカウント管理者は組織内の全てのシステマティックレビューと著者を可視化し管理することが可能です。
Covidence Single Plan
- レビュー数 : 1
- レビュアー数 : 無制限
Covidence Package Plan
- レビュー数 : 最大3
- レビュアー数 : 無制限
Covidence Organizations Plan
- レビュー数 : 無制限
- ユーザー数 : 無制限
- 協力者(レビュアー/共同研究者)数 : 無制限
- サポート : 無制限
Organizations プランの詳細はこちら
Covidence を試しに利用してみる
メーカーサイトにてアカウントを作成いただくことで、Free Trial 版をご利用いただけます。以下のリンクより、お名前やメールアドレス、パスワードなどを登録のうえ、お試しください。
Sign up for FREE
https://app.covidence.org/signup/trial/new
なお Free Trial 版にはスクリーニング可能な参考文献数や招待可能なレビュアー数に制限がございます。詳しくはこちらのページをご確認ください。
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