お客様より心理学等の実験ツールスート「E-Prime 3.0」について質問をいただきました。
E-Prime 3.0は、様々な外部デバイスとのトリガー送受信が可能で、視覚・聴覚刺激実験の作成・実施・分析までの機能がそろった、心理学・脳神経科学等の実験におススメのソフトウェアです。
ご質問内容
お客様はE-Prime 2.0(旧バージョン)をご利用中で、E-Prime 3.0(最新バージョン)への移行をご検討中でした。
ご質問内容
- E-Prime 2.0で作成した実験スクリプトを引き続き使用したいです。
新旧のバージョンでファイル形式が違うそうですが、手元にある「.es2」拡張子のファイルをE-Prime 3.0でも読み込めますか?
弊社からのご案内
E-Prime 3.0は、E-Prime 1.x(.es形式)およびE-Prime 2.0(.es2形式)で作成したファイルを読み込むことが可能です。
E-Prime 3.0で .es/.es2形式のファイルを読み込む方法
- E-Studio 3の「File」のメニュー項目から「Open」をクリックし、対象ファイルの保存されたフォルダを開きます
- 標準では「.es3」拡張子のファイルのみ表示されるため、ファイル選択画面の右下のドロップダウンメニューから「.es2」もしくは「.es」を選択します
- 対象ファイルを選択し「Open」をクリックします
- 表示されたファイル変換ツールの「Yes」をクリックし、「.es3」形式に変換します
- ButtonDeviceおよびScriptDeviceがデフォルト設定に追加されますので、必要に応じて設定を変更してください
E-Prime 3.0の互換性詳細は、メーカーページをご参照ください。
RELEASE INFO: Upgrading Experiments to E-Prime 3.0 [23302]
https://support.pstnet.com/hc/en-us/articles/360008316573
なお今回ご紹介したケースとは逆に、E-Prime 1.xおよびE-Prime 2.0で「.es3」形式のファイルを読み込むことはできません。 現在旧バージョンをご利用中で、「.es3」形式ファイルの閲覧・編集が必要な場合は、E-Prime 3.0への移行をご検討ください。 |
まとめ
- E-Prime 3.0は後方互換あり(旧ファイル形式の閲覧・編集が可能)
- 旧ファイル形式をE-Studio 3で読み込むと、新ファイル形式に変換される
- E-Prime 1.x~E-Prme 2.0には前方互換なし(上位バージョンのファイル形式は使用できません)
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