カメラ用のレンズ開発に携わるお客様より、Zemax OpticStudio用のマシンをご相談いただきました。
予算は50~60万円程度で、想定されているスペックは以下の通りです。
・CPU:18コア以上を希望 |
Zemaxを使用する上で、18コア以上の条件を満たすXeonとCore i9とでは、どちらを選択すべきかも教えて欲しいとのご要望をいただいています。
条件を踏まえて,弊社からは下記の構成をご提案しました。
【主な仕様】
CPU | Core i9-13900K (3.00GHz 8コア + 2.20GHz 16コア) |
メモリ | 128GB |
ストレージ1 | 2TB SSD S-ATA |
ストレージ2 | 2TB SSD S-ATA |
ストレージ3 | 8TB HDD S-ATA |
ビデオ | NVIDIA T400 |
ネットワーク | on board (2.5GBase-T x1) Wi-Fi x1 |
筐体+電源 | ミドルタワー筐体 + 850W |
OS | Microsoft Windows 11 Pro 64bit |
その他 | 21.5型ワイド液晶ディスプレイ |
■Point ・CPUはCore i9-13900K (Pコア:3.00GHz 8コア / Eコア:2.20GHz 16コア)を採用。 |
18コアのXeon W-2295仕様よりも安価でありながら、処理速度の面でメリットが出るよう、Core-i9 13900Kを採用した構成をご提案しました。CPUのコア数は合計24コアですので、ご要望の条件を満たしています。
あくまで一般論ではありますが、Core-i9のPコア (高性能コア) はXeon側よりも処理速度が速くなると考えられます。ただし、Eコア (高効率コア) の速度はXeonよりも遅くなる可能性があります。
また、Zemaxのメモリ要求はそれほど大きくないと思われますが、本事例での最大メモリ容量は128GBです。それ以上のメモリ容量が必要な場合には、Xeonを採用した構成が必要となります。
なお、お客様からご要望いただいた「メモリ4枚構成」でのご提供は可能ですが、必要容量が64GBの場合には積極的にお勧めはしません。Core iシリーズのメモリは2chで動作しますので、2枚構成が最も速くなります。本お見積もりの構成は、32GB x2枚構成を2セットとしています。
本事例の構成は、お客様から頂戴した条件を元に検討した内容です。
掲載内容とは異なる条件でご検討の場合でも、お気軽にご相談ください。
■FAQ・Zemax OpticStudioとは 内視鏡の光学設計や光ファイバーの開発設計、照明機器や照明設計の研究開発など、多方面で利用されています。 参考:Zemax ※外部サイトに飛びます
・「高性能コア」「高効率コア」とは
|
■ このPC事例に関する詳細、お問い合わせはこちら ※事例の名称またはご希望の条件などをご記入ください。 |