お客様より、照明設計解析用ソフト LightToolsとDeepLearningに共用できるマシンについてご相談をいただきました。費用と計算速度のバランスを相談しながら検討したいとのご要望です。
スペック面での具体的な要望として、CPUはLighitTools用に16~48スレッドをご希望。GPUはDeepLearning用にRTX2080Ti以上で将来的に増設できる構成にしたい他、メモリは256GB程度でストレージは処理速度と容量を考慮しつつ複数台搭載したいと伺っています。
パーツ選択のポイント
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- CPUが16~64コア程度の場合
想定コア数の範囲をカバーしつつ、かつ動作クロックも比較的高く、複数枚のGPUに対応できるAMD Threadripper Proを用いた構成で検討するのが良いかと存じます。
本事例のCPUは中間の32コアですが、64コアモデルと16コアモデルへの変更が可能です。
- CPUが16~64コア程度の場合
- 2枚目のGPUの増設について
後付けで2枚目のGPU増設を想定し、外排気かつDeepLearning用としてチップ性能が高いRTX3090としています。 注意点として、100Vの電源環境で利用する場合はGPUの増設可能枚数が+1枚までの保証となります。 PCI-Eスロット自体は4GPUまで対応できる構成ですが、100V環境では電源が1300Wまでの出力に制限されるためです。 電源側は200V環境にも対応していますので、200Vの電源環境で利用した場合は合計3枚までのGPUに対応します。 4枚目の利用は消費電力の面で厳しいとお考えください。
- ストレージについて
速度面を考慮したご提案として、高速なNVMeタイプのSSDを2本搭載し、10TBのHDDも1台搭載しています。RAIDをご希望の場合、ご要望の内容によっては他のスペック部分に影響する可能性がありますので、予めご承知おきください。
【主な仕様】
CPU | ThreadripperPRO 3975WX (3.50GHz 32コア) |
メモリ | 128GB REG ECC |
ストレージ1 | 1TB SSD M.2 |
ストレージ2 | 1TB SSD M.2 |
ストレージ3 | 10TB HDD S-ATA |
ビデオ | NVIDIA Geforce RTX3090 |
ネットワーク | on board (1GbE x1 10GBase-T x1) |
筐体+電源 | タワー型筐体 + 1600W |
OS | Windows 10 Professional |
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