USB-シリアル(D-SUB 25pin型)変換アダプタ「MMBT-S Trigger Interface Box」

■こちらは、2020年11月11日に投稿された記事のため、情報の内容が古い可能性があります。

ユニポスWEBサイトに、USB-シリアル(D-SUB 25pin型)変換アダプタ MMBT-S Trigger Interface Boxのページを更新しました。

USBポートを D sub 25pin メス コネクタのシリアルポートに変換するアダプタ MMBT-S Trigger Interface Boxは、MMB Trigger Boxの後継品にあたり、心理学実験などでの刺激呈示のトリガーを、パラレルポート*を使用して送信することが可能となるデバイスです。
(* コネクタ形状は一般的なパラレル通信で使用されるD-SUB 25ピン形状となりますが、実際に行われる通信はシリアル通信です)

NBS Presentation、OpenSesame、PsychoPy、Inquisit といった心理学実験用ソフトウェア、 Linux OSでも動作確認が取れています。またE-primeでは標準のシリアルポートと同じように設定が可能です。

 

MMBT-S Trigger Interface Box について

標準のTTL(Transistor Transistor Logic)レベルで、8ビットに出力されるデータ(TTL)を、MMBT-S Trigger Interface BOX(仮想COMポート)を介して生体計測研究用システムのLPTトリガー入力側へ転送します。

コネクタ形状は一般的なパラレル通信で使用されるD-SUB 25ピン形状です。
※実際に行われる通信はシリアル通信です

 

パッケージ内容

・MMBT-S Trigger Interface Box (9.2cm x 9.2cm x 3.2cm)
・USB cable
・USB memory stick
– Hardware drivers
– Installation manual useful for Neurobs Presentation

 

主な特徴

・トリガーマーカー変換遅延はミリ秒以内

・主要な心理実験および刺激呈示ソフトウェアで実行可能
… NeuroBS Presentation, E-Prime, Inquisit, OpenSesame, PsychoPy, MATLAB 等

・クロスプラットフォーム対応
… Windows 7/8 / 8.1 / 10、Mac OS X / macOSおよびLinux互換

・2つの異なるランタイムモードで実行可能
… ランタイムモードはUSBソケット横のスイッチで、トリガー信号のHighとLowを周期的に自動で切り替えるパルスモードと、手動で(任意のタイミングで)HighからLowに切り替えるシンプルモードより選択可能

・8ビットTTL出力

・奇数フィールドでトリガーする機能
… 奇数のトリガーマーカーコード (1、3、5、7、…、255など)を視覚化する組み込みLED

 

生体計測研究用システムの互換性

標準のTTLトリガー入力(トリガー入力: 2~9ピン、GND: 20~25ピン)を備えた生体信号・増幅器システムなどの生体計測機器と互換性があります。

・ActiveTwo, Biosemi
・ActiChamp / BrainAmp, Brainproducts
・DSI-4 / DSI-7 / DSI-24 / DSI-VR300 / DSI-Hybrid, Wearable Sensing
・fNIR Imaging System, BIOPAC Systems, Inc.
・LABNIRS / LIGHTNIRS, Shimadzu
・All MP-systems (incl. BSL, MP36, MP160 etc.), BIOPAC Systems, Inc.
・neuvo, NeuroScan Compumedics
・SynAmps RT, NeuroScan Compumedics 等

 

ソフトウェアの互換性

・Presentation, NeuroBehavioral Systems (NBS)
・E-Prime, Psychology Software Tools, Inc.
・PsychoPy, Psychology software in Python, Peirce JW
・OpenSesame, COGSCI dotNL cognitive science and more
・Inquisit, Millisecond
・MATLAB

 

使用方法

接続や設定のポイント

[1] 刺激呈示を行うコンピュータにMMBT-S Trigger Interface Boxのドライバをインストール(Windows PCのみ)
* ドライバは USB memory stick 内に含まれています

[2] MMBT-S Trigger Interface Box とコンピュータをUSBで、生体信号・増幅器システムなどの生体計測機器とD-SUB 25ピンで接続

[3] ソフトウェアを開く(E-Prime, Presentaiton, PsychoPy や IDEなど)

[4] MMBT-S Trigger Interface Boxをシリアル/仮想COMポートとして、通信速度やデータフォーマットを設定
– ボーレート:  9600bps
– データ:8bit
– パリティ: なし
– ストップビット: 1bit
– DTR制御: 有効化

[5] コード実装から実験の実行

 

※より詳しい設定は、製品マニュアルまたは動画を参照してください

Analysing Timing Accuracy of the Active Two (BioSemi) | NEUROSPEC AG

 

※このほかのNEUROSPEC AG社の製品につきましても、お気軽にお問い合わせください