【特集記事】リモートワーク支援ツールのご紹介(その2)

■こちらは、2020年6月15日に投稿された記事のため、情報の内容が古い可能性があります。

COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の緊急事態制限は解除されましたが、今後は「新しい生活様式」の元、テレワークやモバイルワークなど多様な働き方が求められます。いつもと違う環境で仕事を進めるにあたり、今まで以上にコミュニケーションの取り方が重要になります。今回は、”離れているチーム”で円滑に仕事を進めるための支援ツール(情報共有、バックアップ・同期、プロジェクト管理、共同作業のためのツール)をご紹介します。

 

Edraw Max : “離れていても”アイデア出し

チームメンバーとのコラボレーション!

クロスプラットフォームに対応したEdraw Maxは、強力な製図ツールであるVisioの代わりになる多用途な作図ソフトウェアです。豊富な事例とテンプレートを利用し、フローチャート、ネットワーク構成図、組織図、プロジェクト管理やレイアウト図などを直感的に作成できます。

■どんなところがリモートワークに適しているの?

Edraw Maxで作成できる図の中の一つ「マインドマップ」は、簡単な操作で利便性も高く、数千種類ものクリップアートと数多くのマインドマップサンプルによって手軽にマインドマップを作成することができます。広範囲のトピックにも対応し、離れたところにいるチームメンバー同士での思考整理やアイディアの視覚化を手助けします。

データの保存先にクラウドを指定できるため、例えばチームのメンバーが同じ場所に揃わずとも、Zoom等のWeb会議システムを介し、新サービスの企画草案、問題点の洗い出し、チームミッションの見直しや目標設定、レポート作成、会議の議事録など、いつでもどこでもマインドマップを共有し意思疎通を図れます。

百聞は一見に如かず..とまではいいませんが、Edraw Maxのマインドマップで作成されたビジュアル的にも優れた資料は、各種プレゼンだけでなく、チーム内の情報共有に一役買うのは間違いありません。

Jira: “離れていても”プロジェクト管理

ワークフローの可視化でチーム内共有!

Jiraは、企業を構成するチーム間のコラボレーションを支援するツールで、アジャイルソフトウェア開発、タスク管理、テストケースの管理、工程管理、バグの追跡などに至るまで、様々な業種の業務管理に長けています。

複数のプロジェクトテンプレート*が用意されており、ご用途にあわせテンプレートを選択できます。各業務を視覚化することはプロジェクト管理者の負担軽減だけでなくプロジェクトやタスクを円滑かつ効果的に遂行することに繋がります。
* テンプレート: カンバン / スクラム / サービスデスク / バグ トラッキング / プロジェクト管理 / タスクのトラッキング / プロセス管理 / コンテンツ管理 / 採用 / ドキュメント承認 / リード追跡 / 調達

■どんなところがリモートワークに適しているの?

プロジェクト管理ツールとしてのJiraには3つのライセンス形態があり、そのうちの一つJira Softwareを例にあげます。Jira Softwareは、アジャイル開発(フレームワーク)に必要な「かんばん」「スクラム」などの機能や「カンバンボード」が利用できます。カンバン機能の本質は可視化。継続的なワークフローに向いており、個々の仕事の課題の見える化、タスク管理(To Do(すること) / In Progress(進行中) / Done(完了)) 、進捗確認、レポートや分析、生産性などを視覚化し管理できます。一方スクラム機能は、一定期間(2週間)で結果を出したい時などに有効です。どちらの機能も作業状況や経緯をチームで把握でき、相互理解や意思決定に役立ちます。

またJira Softwareには専用のモバイルアプリがあり、チームのあらゆる業務をスマートデバイス(Android/iOS)を使ってリアルタイムに追跡、管理できます。。外出先や会議室、工場や屋外など、急にプロジェクトの進捗や課題の確認が必要になった場合でも、モバイルアプリがあれば場所にとらわれずに作業を進められます。

Syncovery : “離れていても”ファイル同期・バックアップ

チームも安心、最新ファイルの保存先の一元化!

Syncoveryは、コンピュータのデータバックアップと同期のためのソフトウェアです。各種クラウドサービス、サーバー、コンピュータ、ラップトップ、スマートフォンを対象にしています。

■ どんなところがリモートワークに適しているの?

リモート環境で作業した場合、うっかりバックアップやデータ転送をし忘れると翌日の作業がたいへんですので,バックアップや同期は重要です。Sycoveryのスケジューリング機能を使うと、写真、ビデオ、図面、プログラムなどデータやファイルの保存・上書き・置き換えも容易で、会社、自宅のコンピュータ、スマートフォンなどの作業場所や環境に左右されずに安心してデータを活用できます。

各種クラウドストレージへの対応、オンラインバックアップ時のzip圧縮・暗号化機能もあり利便性と信頼性を兼ね備えています。最新のファイルの保存先を一元化できますので、クラウドを活用すれば外出時の資料の持ち運びが不要となり、必要な時にアクセスでき便利です。またファイルの保管先が分からない、誤ってローカルのファイルを削除してしまった場合でもバックアップがあれば安心です。

OnShape: “離れていても”柔軟に活用できる製品開発ツール

チームメンバー間での共同作業も可能!

SaaS製品開発プラットフォームであるOnShapeは、複数の場所に分散している製品開発チームがオンラインで繋がり、エンジニア同士が同じCADモデルを同時に確認・変更・共同作業することができる優れた製品開発ツールです。アセンブリ、コンフィギュレーションなどパラメトリック設計能力の高さに加え、 操作性にも優れています。高品質な製品設計のプロセスをより短時間で近代化できます。

■ どんなところがリモートワークに適しているの?

共同作業の一例として、チーム内で3Dモデルについてディスカッションし、とある部分の問題を指摘したい場合、3Dモデルの特定の部分(指摘箇所)を回転またはズームインすると、その情報は画面を通じてリアルタイムで他のチームメンバーと共有することができます。まるでチームのメンバーが一同に介しているようなスムーズさです。「フォローモード」を使用すると、コラボレーションしているチームメンバーの作業をその場でのフォローも可能です。フォロワーには、同じモデルの向きと位置で、共同編集者のカーソルの動きとアクティブなタブ内のすべてのアクションを表示でき非常に便利です。

このほか、OnShape Enterprise版のダッシュボードを使用すると、管理者は複数のプロジェクトのステータスに関する情報(チームのメンバーの所在、いつ設計を変更したか等)を簡単に把握することができ管理も容易です。遠く離れていても、画面を見ながら製品の図面を変更しより早くプロトタイプを作成できる点が魅力です。

このほかにも、「海外メーカー製の リモートワークに関連したこんなソフトウェア、こんなハードウェアを導入したい」というご要望がありましたら、ぜひお気軽にユニポスにご相談ください。

今回ご紹介した製品以外の、これまでに弊社で取り扱いのない製品でも、取り扱いの可否をお調べし、お見積りいたします。