デスクトップサイズの5軸CNCフライス盤「Pocket NC」

■こちらは、2020年4月30日に投稿された記事のため、情報の内容が古い可能性があります。

ユニポスWEBサイトに、デスクトップサイズの5軸CNCフライス盤 Pocket NC のページを追加しました。

Pocket NCは、回転する刃物で対象の金属やモデル材などを削り加工する、卓上フライス盤です。対象素材として、グレード5 チタン合金、6061アルミニウム合金、303ステンレス、マシナブルワックス、アセタール樹脂でのテストがされています。基本的なG コードに対応しており、専用のシミュレーター Pocket NC Simulator を用いて、実際の切削の前に加工をシミュレーションすることができます。

Pocket NC V2-10Pocket NC V2-50 の2つのモデルが用意されており、主な仕様は同様ですが、スピンドルアセンブリの部分において異なる点があります。

主な仕様

※Pocket NC V2-10 / V2-50 共通

MAXIMUM TRAVEL
X: 4.55 in (115.5mm)
Y: 5.05 in (128.3 mm)
Z: 3.55 in (90.1mm)
A: -25° to 135°
B: Continuous Rotation (-9999° to 9999°)

SPEED
X: 60 in/min (1524 mm/min)
Y: 60 in/min (1524 mm/min)
Z: 60 in/min (1524 mm/min)
A: 40°/second
B: 40°/second

BACKLASH
X & Y: 0.0005 in (12.7 μm) at tool base
Z: Backlash at 18 pound (8.16 kg) load: 0.0005 in (12.7 μm)
A & B: 0.01°

RESOLUTION AND REPEATABILITY
XYZ:
Resolution: 0.00024 in (6.10μm)
Homing Repeatability: ±0.0005 in (12.7μm)
Repeatability: ±0.002 in (50.8μm) at 0% load
A & B:
Resolution: 0.01°
Homing Repeatability: ±0.05°
Repeatability: ±0.05° at 0% load
Runout: < 0.002 in (50.8 μm)

V2-10とV2-50は 上記のように多くの面で同じ仕様となっていますが、
スピンドルアセンブリの部分で以下のような違いがあります。

Pocket NC V2-10
Spindle Speed : 2,000-10,000RPM
Tool Diameters : Up to 1/4″ (6.35mm)
Collet : ER-11
Spindle Runout : 0.0005 in (12.7 μm)

Pocket NC V2-50
Spindle Speed : 1,000-50,000 RPM
Tool Diameters : Up to 4mm
Collet : CHB (1/8″, 3mm, 4mm)
Spindle Runout : 0.0005 in (12.7 μm)

2つのモデルのより詳細な比較や用途に適した選び方についてはこちらをご参照ください

Pocket NCは、医療、歯科、航空宇宙、化学などの分野や、教育、工業、製造といった現場で使用されています (教育現場でのPocket NCに関する特集ページはこちら)。