荷電粒子軌道解析用マシン

精密機器の設計に携わるお客様より、荷電粒子軌道解析を行うPCをご相談いただきました。Dassault CST Studio Suiteを扱うことができ、Nvidia RTX6000 AdaでGPU計算できるマシンであることが条件です。

また、お客様の想定しているスペックは以下の通りです。

CPU:Xeon Gold 6524Y ×2
メモリ:512GB
GPU:NVIDIA RTX6000 Ada ×1
SSD:2TB ×2
OS:Windows 11
保証期間:3年間

これらの条件を踏まえ、弊社からは下記のスペックをご案内しました。

CPU Intel Intel Xeon Gold 6542Y 2.90GHz(TB 4.10GHz) 24C/48T ×2
メモリ 合計512GB DDR5 5600 REG ECC 32GB x 16
ストレージ 2TB SSD M.2 NVMe Gen4 ×2
ビデオ NVIDIA RTX2000 Ada 16GB (MiniDisplayPort x4)
GPU NVIDIA RTX6000 Ada 48GB (DisplayPort x4)
ネットワーク on board (10GBase-T x2)
筐体+電源 タワー筐体 1500W 80PLUS PLATINUM
OS Microsoft Windows 11 Professional 64bit
保証 3年保証

お客様の想定スペックに合わせた構成です。

CST Studio Suiteについて公開されている情報を確認すると、一部のソルバーでは倍精度が必要と記載されています。
本構成ではお客様のご指定に合わせてRTX6000 Adaを採用した構成としていますが、RTX 6000Adaは倍精度計算に対応していません。
そのため、下記PDFの5ページに記載された”2.1 Supported Solvers and Features for NVIDIA GPUs”をご確認の上、「double precision performance required」と記載されたソルバーの使用予定がないことをご確認ください。

参考:CST Studio Suite 2025 GPUComputing Guide

なお、RTX6000 AdaはGPU計算と画面出力の両方を行うことができますが、本お見積もりでは画面出力用のビデオカードとしてNVIDIA RTX2000 Adaを搭載しています。

■キーワード

・CST Studio Suiteとは

CST Studio Suiteは電磁界解析ソフトウェアの包括的なスイート。3D設計/シミュレーションと直接連携が可能。幅広い業界やアプリケーションに適用でき、特にEMC/EMI、アンテナ、電子機器/半導体分野での利用が多い。高度な物理モデリング機能と数学的手法に基づき、幅広いシミュレーションが可能。高性能な専用メッシャーにより、計算時間を短縮できるのが利点。

参考: CST Studio Suite | SIMULIA – Dassault Systèmes※外部サイトに飛びます

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