森林研究に携わるお客様より、DeepLabCut、Metashape、R、QGISを快適に動作させるためのPCをご相談いただきました。
使用ソフトウェアの優先度はR=QGIS=DeepLabCut>Metashapeの順。長時間の連続使用に耐えられることが条件です。
具体的なスぺックとしては、10GbEに対応したネットワークカードと、後々自分で交換可能な4TB以上の2nd HDDを搭載していることをご希望いただいています。
これらの条件を踏まえて、弊社からは下記のスペックをご提案しました。
CPU | Intel Xeon W5-2565X 3.20GHz (TB3.0時 最大4.8GHz) 18C/36T |
メモリ | 合計256GB DDR5 5600 REG ECC 64GB x 4 |
ストレージ1 | 2TB SSD M.2 NVMe Gen4 |
ストレージ2 | 4TB HDD S-ATA |
ビデオ | NVIDIA Geforce RTX4090 24GB |
ネットワーク | on board (2.5GbE x1 /10GbE x1) |
筐体+電源 | ミドルタワー筐体 + 1500W |
OS | Microsoft Windows 11 Professional 64bit |
DeepLabCutはGPU性能が重要
DeepLabCutの利用を重視し、ご予算に合わせたCPUとGPUを選定しました。DeepLabCutはGPU性能が重要で、ビデオメモリ容量が8GB以上のモデルが推奨されています。そのため、GeForceシリーズの最上位モデル「RTX4090 24GB」を採用しました。
なお、本構成にはDeepLabCutのインストールは含まれておりません。希望される場合はお知らせください。
CPUとメモリ容量の上限
CPUは「Core i9-14900K」を選び、メモリ容量は128GBとしています。このCPU仕様ではこれ以上のメモリ増設はできませんので、ご了承ください。
Metashapeは処理内容によって必要スペックが異なる
Metashapeについては、処理する画像の枚数、解像度、大きさ、および処理クオリティーによって必要なメモリ容量が異なります。下記URLを参考に、処理内容と搭載メモリ容量に問題がないかご確認ください。
海外製品最適化PCの製作サービス – Metashape の例
ストレージ構成
ストレージはRの利用を想定し、システム用に2TBのSSD M.2、2nd HDDとして4TBのHDDを追加しています。使用方法に合わせて変更可能ですので、ご希望をお知らせいただければと思います。
■キーワード・DeepLabCutとは DeepLabCutは、動物の行動を分析するためのオープンソースのディープラーニングツール。動画から動物の特定の身体部位を識別しマーカーレスでの追跡が可能で、精度の高い動きの分析を提供する。
・Rとは ・QGISとは ・QGISとは |
■ このPC事例に関する詳細、お問い合わせはこちら ※事例の名称またはご希望の条件などをご記入ください。 |