ユニポスWEBサイトに、多分野の研究開発に対応できる高精度シリコン3Dプリンタ「SanDraw Silicone 3D Printer」 のページを追加しました。
SanDraw Silicone 3D Printer は、独自開発のシリコン積層技術により、複雑な形状や精密なディテールを再現できる高性能3Dプリンタです。プロトタイプはもちろん、産業用パーツや電子デバイス、ロボティクスなどのカスタム部品製造においても、効率的かつ優れた精度を発揮します。
主な特徴
多素材対応
SanDraw社の3Dプリンタは、高品質な2成分シリコン素材 (SIL30、SIL50、SIL70、SIL48、SIL65*) に対応し、硬度や弾性に応じた柔軟なプリントが可能です。常温硬化型のRTVシリコンから、高温硬化型のLSRシリコンまで、各素材の特性に応じた選択が可能です。医療や産業をはじめとする様々な分野で使用でき、例えば、バイオコンパチビリティ (生体適合性) が保証されているため、医療用プロトタイプにも適しています。
- SIL30、SIL50、SIL70:数値が高くなるほど硬度が上がり、用途に応じて柔軟な部品から高耐久な部品まで対応
- SIL48、SIL65:特定の硬度と弾性を重視し、精密プロトタイプや機能性パーツ製作に適応
高精度プリント技術
- FAM (Fluid Additive Manufacturing) 技術
SanDraw独自の技術で、シリコンなどの流体材料を精密に積層し、複雑な形状の再現を可能にします。
- INPA ( Independent Nozzle Position Adjustment) 技術
独立したノズル位置調整で、ノズル同士の衝突を防ぎ、製造の安定性を確保します。
- IMSS (Instant Material Stop System) 技術
材料の糸引きを防ぎ、押出精度を向上。滴りや誤差を抑え、滑らかな仕上がりを実現します。下記の写真からもIMSS技術があることで滑らかできれいな仕上がりであることが分かります。
柔軟なカスタマイズと多用途設計
用途に応じたカスタム部品の製作や精密部品の再現など、さまざまな研究開発ニーズに合わせたカスタマイズが可能です。複雑な部品や精密なプロトタイプの製作にも対応。あらゆる工程で精度を求めるプロジェクトでも活用できます。
製品ラインアップ
- S400: 大型の4軸シリコン3Dプリンターで、複雑なパーツを高精度に製造可能。大規模なプロジェクトに最適です。
- S180: コンパクトモデルで、特に中小型のプロトタイプ製作に適しています。限られたスペースでも使用可能です。
- S300: 産業向けの中型モデルで、高精度なパーツ製作が可能です。
- S053: 小型・軽量で、試作品や研究開発向けに適したモデルです。
製品の一例: S180 Silicone 3D Printer
S180は、中小型パーツの製作に特化したモデルで、プロトタイプや研究開発に最適です。コンパクトな設計により、限られたスペースでも効率よく使用できます。
- 材料対応: シリコン(デュアル液体)、水溶性サポート材に対応
- 構造: コンパクトなCNCアルミ合金ボディ、約 30 kg
- プリント範囲: 150 x 200 x 100 mm
- 位置精度: XY軸 ±0.04 mm、層の厚さ 0.01~0.2 mm
- 機能: 電子制御バルブ、自動高さ調整、安全保護装置
まとめ
SanDraw社のシリコン3Dプリンタは、耐久性や弾力性に優れたシリコン素材を活用し、家庭用製品からロボティクス、電子デバイス開発まで多岐にわたる分野で応用されています。ユーザーフレンドリーなインターフェースと柔軟なカスタマイズオプションにより、様々な研究用途のニーズにも柔軟に対応できる設計です。
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