ユニポスWEBサイトに、高性能な生体力学シミュレーションソフトウェア「Hyfydy」 のページを追加しました。
Hyfydy は、高い精度と高速なシミュレーション速度を併せ持つ、筋骨格系シミュレーション(バイオメカニカルシミュレーション)ソフトウェアです。
OpenSim 2019と同じ高品質の筋肉モデルと接触モデルを実装した高い精度、 および MuJoCoと同等のシミュレーション速度 (OpenSimと比較すると100倍ものシミュレーション速度)を誇るHyfydy は、 「OpenSim の精度」と「MuJoCo のシミュレーション速度」を併せ持った性能を持っています。
またユーザー定義の精度に基づいたステップサイズの自動調整を可能とするエラー制御インテグレーターにより、 精度と安定性を両立しています。
Hyfydy の主な用途・特徴
- 生体運動解析
- 筋肉モデルシミュレーション
- 高精度接触モデル
- 機械学習統合
- リアルタイム解析
なお Hyfydyは、SCONE (※)のプラグインとして利用が可能です。また機械学習アプリケーション用のPython APIを介しても提供されています。
SCONE について
生物学的運動の予測シミュレーションのためのオープンソースソフトウェア。歩行速度やエネルギー効率など、特定のタスクを最適に遂行するための神経筋コントローラを定義し、最適化することができます。SCONE は、Windows / Linux / macOS で利用が可能です。
Welcome to SCONE
https://scone.software/
SCONE と Hyfydy で作成されたシミュレーションデモ :
参考情報 :
研究用PC製作・販売サービス「TEGSYS (テグシス)」では、SCONE や OpenSim の利用に適したマシンの構成提案事例をご紹介しております。
Hyfydy / MuJoCo / OpenSim の比較情報
Hyfydy と MuJoCo の比較
- Hyfydy の筋肉モデルは 腱の弾性を正確にシミュレートするため、生体力学システムにおけるエネルギーの貯蔵と放出の重要なメカニズムを可能にします (MuJoCo はこの現象をモデル化していません)
- Hyfydy の接触フォースには現実的な非線形減衰が含まれており、動的および粘性摩擦係数をサポートしています (MuJoCo における接触はこれらの特性をモデル化していません)
- Hyfydy ではエラー制御積分を使用しており、ロバスト性と一貫したシミュレーション精度を確保するために積分のステップサイズを調整しています (MuJoCo では、エラー制御なしの固定ステップサイズ積分を使用しています)
Hyfydy / MuJoCo / OpenSim の比較
- Hyfydy は OpenSim 2019 と同じ筋肉モデルと接触モデルを使用しています。
- Hyfydy と MuJoCo は同じような速度で、どちらも OpenSim より桁違いに高速です。
- Hyfydy とMuJoCo はどちらも衝突検出をサポートし、OpenSim の限られた衝突検出サポートと比較して、幅広い衝突プリミティブ間で応答します。
- MuJoCo と OpenSim はどちらもフリーでオープンソースですが、Hyfydy はプロプライエタリな有償ソフトウェアです。
3製品の機能比較表
Feature | Hyfydy | MuJoCo | OpenSim |
---|---|---|---|
Musculotendon dynamics | 〇 | × | 〇 |
Contact Models | 〇 | 〇/× | 〇 |
Collision Detection | 〇 | 〇 | 〇/× |
Accuracy / Error Control | 〇 | × | 〇 |
Simulation Speed | 〇 | 〇 | × |
Price / Open Source | × | 〇 | 〇 |
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