海外製品調達・コンサルテーションサービス「ユニポス」では、様々なメーカーのVR関連製品をご提供しております。
今回は その中でも人気製品の「SenseGlove Nova 2」のご購入を検討されている研究開発者様向けに、デモ機のレンタルを開始いたしましたのでお知らせします。Sense Glove シリーズの実際の利用事例も併せてご紹介いたしますので、是非ご参照ください。
目次
SenseGlove Nova 2 のご紹介
VR空間において、仮想オブジェクトを本物であるかのように「持つ」「押す」「触る」「つなげる」「絞る」等、取り扱うことを可能とし、VR環境を物理的で現実的な環境のように感じることのできる、触覚フィードバック・フォースフィードバックグローブ。
SenseGlove 独自のフォースフィードバック技術により、仮想オブジェクトのサイズ、密度、抵抗を感じることができ、リアルなインタラクションを可能にします。
最新モデル Nova 2には、前モデル Nova にも搭載された「触覚フィードバック」「フォースフィードバック」に加え、新たに「アクティブ・コンタクト・フィードバック」が統合されたことで、「手のひら」でも VR空間上の仮想オブジェクトの感覚を感じることができます。
詳細は以下のユニポスWEBサイト 商品紹介ページをご覧ください。
デモ機レンタルについて
ユニポスでは 研究開発者向けレンタルサービス「テガカリ」を運用しております。これは、研究開発者さまに研究開発のヒント(手がかり)にしていただきたいという思いからスタートした、ユニポス人気商品を 7日間無料で借りられる レンタルサービスです。
SenseGlove Nova 2 もレンタルの対象であり、以下のセットをデモ機としてご提供いたします。
デモ機レンタルサービス利用条件
- レンタル後のアンケート回答をレンタルの条件とさせていただきます。
ご感想・使用感のレビューなど、どのような内容でも結構ですので情報共有をお願いいたします。匿名での回答もOKです。
(アンケート内容はこちら) - 当サービスは、企業や研究機関・教育機関 といった各種法人に在籍されている研究開発者さま向けのサービスとなります。
- なるべく多くのお客様にお試しいただくため、無償レンタルは「各製品に、1ユーザーさま、1回限り」 とさせていただきます。同一製品の2回目の貸し出しは原則お受けすることができません。
デモ機 お申込み方法
以下ページの「レンタル製品一覧」の「SenseGlove Nova 2」の項目から「予約はこちら」をクリックし、お申込みください。
レンタル予約は、外部サービス Reserva でお手続きいただきます。開始日は 毎月5日/15日/25日 からのご選択となります。
申し込み完了後、弊社よりデモ機発送に関するメールをお送りします。
SenseGlove Nova 利用事例のご紹介
SenseGlove Novaシリーズは、複数のツールやオブジェクトを使用した複雑なタスクの実行、物理的なプロトタイプの設計とテストの学習、危険物の取り扱いの訓練など、あらゆる種類のVRトレーニング・プログラムを高品質化することを目的に開発されています。
以下はメーカーWEBサイトで紹介されている Case Studies の一例です。
外科手術トレーニングでの利用(Veyond Metaverse社,アメリカ)
従来のVR手術訓練方法は、外部脳室ドレナージ(EVD)手術の複雑な作業をリアルに再現することが難しく、触覚フィードバックや手先の器用さを提供することに限界がありました。
医療教育、臨床医のトレーニング、手術計画と手順、診断と治療を強化する拡張現実 (XR) ソリューションの作成を専門とするVeyond Metaverse社は、ウェスタン・オンタリオ大学の神経外科医と協力し、SenseGlove Novaを用いたEVD手術シミュレーターを開発し、振動フィードバックや力覚フィードバックを用い、リアルな触覚体験の提供を実現しました。
製造ラインの効率改善(Volkswagen社,ドイツ)
VRトレーニングに於ける課題は、コントローラーを持ち続ける必要があるため、複雑な操作や物体の詳細な触覚の体験が制限される事でした。
Volkswagen社では、SenseGlove Novaを用い、T6およびT7車両のドア組立トレーニングにおいて、VRシミュレーションのリアルさを向上させ、実際のトレーニングでの高価な車両の損傷を防ぐことに成功しています。
SenseGlove製品が提供するリアルな操作感は、仮想物体を実際のように扱うことを可能にし、現実の組立ラインでの操作に近い体験を実現しています。また、フォースフィードバック機能で、抵抗感や質感を感じる事が出来るため、より実際的な使用感を得る事に成功しています。
Marcos Antelok氏(Volkswagen社、トレーナー):
「研修生の100%が、コントローラーよりもSenseGlove Novaで作業する方が、物を掴むなどのより多くの作業が出来るため、より現実的で効果があると感じています」
農機具(気孔スコープ)のトレーニングでの利用(Happy Quality社,日本)
農業業界では品質と安全基準の精密さが重要です。特にトマト農場では、Stomata Scopeというツールが必要ですが、これを使うのは難しく、伝統的なトレーニングは理論的で実践的な体験が不足していました。
Happy Quality Japan社は、SenseGloveと提携し、VR環境でトマト農場を再現し、ハプティックグローブでStomata Scopeの操作感をリアルに体験させる事で従業員の学習意欲や理解の向上、コスト削減を図りました。
脳損傷からのリハビリテーション(エラムス医療センター,オランダ)
脳損傷からの回復は、単純な動作でも広範な練習が必要です。VRは視覚化に優れていますが、コントローラーを常に持ち続ける必要があり、自然なインタラクションや仮想物体の感覚が損なわれるため、リハビリプロセスに障壁をもたらしていました。
エラムス医療センターに於ける、トレーニングへのハプティッグローブの導入は様々な成果をもたらしました。
Marc Evers氏(理学療法士/イノベーション政策アドバイザー):
SenseGloveを使うことで、療法士は限られた腕や手の機能を持つ患者を安全に指導し、進捗を正確に追跡できます。これによりモチベーションと自己肯定感が向上し、且つ、患者は自分のペースでの練習が可能なため、セラピスト介入の必要がなく、安全性の向上と併せ、ここでも自己効力感の高まりを得ることが出来ます。
Dr. ir. Bram Onneweer(エラムス医療センター/デルフト工科大学):
SenseGloveは動きと力を正確に測定できるため、リハビリプログラムを個々の進捗に合わせて調整することができます。
仮想空間での没入体験(AVR Japan,日本)
AVR Japanは、同社のCAVEシステム(開発製品検証/仮想空間体験シミュレーションシステム)にハプティック技術を取り入れ、視覚や聴覚だけでなく、触覚でも仮想物体とのインタラクションを可能にしました。
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