ユニポスは、数多くの研究機関・教育機関のお客様からご支持いただいている研究開発者向け海外製品調達・コンサルテーションサービスです。
本ページでは、開発用途で人気のソフトウェア製品に焦点をあて、その中でも特に注目を集めているアイテムをご紹介いたします。ぜひご一読ください。
目次
開発系ソフトウェアの多様な用途と言語の選択
「開発系」という言葉には様々な用途が内包されており、幅広い分野と関係のある商品カテゴリです。具体的には、以下のような用途が想定されます。
開発系ソフトウェアの用途例
プログラミングとコードの作成 | ソフトウェアやアプリケーションのコードを作成・編集 |
ソフトウェアテスト | 開発中のソフトウェアの動作テスト、デバッグ作業 |
データベース管理 | データを効率的に格納、管理、アクセスするシステムの開発・運用 |
アプリケーション開発 | モバイルやデスクトップ向けアプリケーションの設計・開発 |
システムインテグレーション | 複数のシステムを統合・連携させる用途 |
ウェブ開発 | ウェブサイトやウェブベースのアプリケーションの開発 |
開発言語の例
Python | 高水準な汎用スクリプト言語で、データサイエンス、機械学習、ウェブ開発など広範な分野で使用される。 |
.NET | マイクロソフトによるオブジェクト指向アプリケーション開発フレームワーク。WindowsアプリやWebアプリの開発に使用され、企業システム開発で人気。 |
WPF (Windows Presentation Foundation) | .NETフレームワークの一部で、WindowsデスクトップアプリケーションのリッチクライアントアプリケーションUI開発に利用。 |
Silverlight | ブラウザベースのアプリケーション開発の技術で、WPFに似たテクノロジー。主にレガシーシステムの保守で使用。 |
JavaScript | Webページの動的処理を行うスクリプト言語で、Webフロントエンド開発で必須。React、Angular、Vue.jsなどのフレームワークと共に広く利用。 |
Perl | 古典的な汎用スクリプト言語で、テキスト処理や正規表現、システム管理などに使用。一部のレガシーシステムで継続的に利用。 |
Tcl (Tool Command Language) | シンプルなスクリプト言語で、組み込みシステム、自動テスト、GUI開発などの特定の領域で利用。 |
※各言語は複数の用途に使用されることもあります。どの言語を選ぶかは、プロジェクトの性質や要件、開発者の好み等によって決定されます。
開発の現場でニーズの高まるPyArmor
各言語は複数の用途に使用されることもあり、選択はプロジェクトのニーズや開発者の好みによる部分もあります。その中でPythonは、汎用的で学習しやすい特性があり、幅広い分野での利用が可能です。豊富なライブラリやフレームワークが整備されており、開発の効率が良いことも魅力の1つと言えるでしょう。更に、Pythonの文法は比較的簡単で初心者にも学びやすく、将来性のあるプログラミング言語としてプログラミング初心者から上級者まで幅広く支持されています。
そして、Pythonの広範な利用が活性化する中で、Pythonコードで生み出された知的財産のプログラムやコードの保護が重要になります。このようなニーズに対応するため、ユニポスでも人気のあるツールとして「PyArmor」があります。
PyArmorとは?
PyArmorはPythonスクリプトを難読化し保護するためのコマンドラインツールです。
PyArmorによって難読化されたPythonスクリプトは、通常のPythonスクリプトと同様に実行することが可能です。バイトコードは各コードオブジェクトが実行完了するとすぐに難読化されるため、高いセキュリティを確保することができます。
また難読化したスクリプトに有効期限を設定したり、HDDのシリアル番号/ネットワークカードのMACアドレス/IPアドレスなどにバインドすることもできます。
PyArmorの主な用途
PyArmorは以下のような用途で用いられることの多いツールです。もちろん、他の用途での活用事例も多数あります。
– 知的財産の保護やセキュリティ – ソフトウェア製品の知的財産保護や違法ダウンロード防止 – 工業プロセスの制御に使用されるPythonスクリプトの保護 – 機械学習モデルやアルゴリズムの保護 – 多様なデバイスに組み込まれたPythonスクリプトを保護 – 研究室や大学で開発されたPythonスクリプトや研究コードの保護 |
PyArmorのライセンス形態
PyArmorは永久ライセンスです。
PyArmorは1ライセンスでライセンス購入組織の同一製品ラインの様々なプロジェクトでの使用が可能です (異なる製品ラインでPyArmorを使用する場合には、新たなライセンスの購入が必要です)。
弊社ではエンタープライズユーザー向けの商用利用が可能なライセンスを取り扱っています。
機能や特徴によりライセンス形態が分かれておりますので、ご希望の製品をお知らせください。
PyArmor Basic | – 大きなファイルサイズのスクリプトの難読化が可能 – スクリプト内の文字列定数の難読化機能 Mix Str の利用が可能 – ランタイムパッケージ名(pyarmor_runtime_000000)の変更が可能 – obf-code > 1 の利用が可能 |
PyArmor Pro | Basic の内容に加え、以下のモードを利用可能 – RFT Mode: Pythonスクリプトの function/class/method/variable のリネーム – BCC Mode: スクリプト内のPython関数をc関数に変換し、直接機械語命令へとコンパイル Basic, Pro においては、難読化ごとにオンラインでのライセンス認証が必要です(要インターネット接続) |
PyArmor Group | Proと同等の機能・特徴を備え、且つインターネットへの接続をすることなく難読化が可能 (オフラインでの難読化) |
※ユニポスでは、メーカーのライセンス規約を遵守していただくことを販売条件としています。
その他のユニポスで取り扱いのある代表的な製品例
PyQt Commercial Version
Python GUIツール
クロスプラットフォームアプリケーション開発フレームワークQtのPythonバインディングであるPyQtの商用版ライセンス。
PyQtはGNU General Public Licenseの下で使用する場合には無償での利用が可能ですが、そうでない場合にはこのPyQt Commercial Versionが必要となります。
なお無償版のPyQtとの機能的な差異はありません。
ActiveState Platform
ActiveState社製 言語 ディストリビューション 統合 プラットフォーム
カナダ ActiveState社の提供するPerl / Tcl / Python 言語ディストリビューションである、ActivePerl, ActiveTcl, ActivePython を利用可能な統合プラットフォーム。
ActiveState Platformライセンスを購入することで、上記言語ディストリビューション全てを利用することができるため、複数言語での開発に最適です。
また同社製の統合開発環境 Komodo IDE も本ライセンスで利用が可能です。
E-iceblue社製コンポーネント Spireシリーズ
プログラマーフレンドリーなAPI設計の文書操作コンポーネント
アプリケーション上からWord・Excel・PDF形式のファイル作成・読み・書き・変換・印刷・エクスポート等を可能にする、.NETやWPF、Silverlightでのアプリケーション開発用コンポーネント。
Microsoft OfficeソフトウェアやAdobe Acrobatをインストールする必要が無く、またMicrosoft オートメーションを使用するよりも安定動作、高速処理が期待できます。
GoJS
高度なインタラクティブな図表作成ライブラリ
WEB上でユーザーがインタラクティブに操作可能な様々なダイアグラムを作成することができるJavaScriptライブラリ。
フローチャート、組織図、マインドマップ、UMLクラス図、ステートチャート図など、数多くの種類のダイアグラムが用意されています。
まとめ
研究開発シーンでは、様々な開発系ソフトウェアが使用されています。しかし、今後は本ページでもご紹介した Python 環境に関連するツールが増えていくことが予測されます。
現代はAI技術やX-Techなどにより、これまではないテクノロジーのニーズが生まれ、より簡便に開発できる環境が求められています。その結果、開発系ソフトウェア自体のリリースやアップデートの更なる加速に期待が高まります。
ユニポスでは、世界中から最新の開発系ソフトウェアを調達し、お客様のビジネスや研究における成功をサポートいたします。
ユニポスWEBサイトに掲載のない商品も喜んでお調べしますので、お気軽にご相談ください。
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