バイオインフォマティクス関連の研究に携わるお客様より、データ解析やシミュレーションを行うためのマシンをご相談いただきました。Stata/MP (12コア) 、 R、 Python等でのデータ解析やシミュレーションを検討されており、将来的には機械学習を行う予定もあります。
ご予算100万円程度での提案をご希望です。
注意点として、解析等に用いるデータや生成物はすべて外付けのメディアに保存するため、大容量ストレージを搭載する必要はないことや、解析のために1日以上継続してマシンを稼働させることはあっても、頻繁に長時間稼働させることはないことを伺っています。
ワークステーション仕様ではないマシンでもこのような運用を行うことができるようであれば、コンシューマー向けの構成を希望すると伺っています。
また、12コアライセンスのStataを使用に際して、どの程度のコア数のCPUが適しているかを知りたいとのご相談もいただいています。
その他の希望条件は以下のとおりです。
・CPU:12コア以上 ・メモリ:128GB ・ストレージ:1TB S-ATA SSD x2枚 ・OS:Windows 11 Pro ・使用するソフトウェア:Stata/MP (12コア) 、 R、 Pythonなど ・予算:100万円程度 |
お伺いした情報をもとに、弊社からは下記の構成をご提案しました。
CPU | AMD Ryzen9 7950X (4.50GHz 16コア) |
メモリ | 128GB |
ストレージ1 | 1TB SSD S-ATA |
ストレージ2 | 1TB SSD S-ATA |
ビデオ | NVIDIA RTX A5000 24GB |
ネットワーク | on board (2.5G x1 10/100/1000Base-T x1) Wi-Fi x1 |
筐体+電源 | タワー型筐体 + 850W |
OS | Microsoft Windows 11 Pro 64bit |
ご予定の運用方法を踏まえて、コンシューマー向けの構成にてご提案しています。
コンシューマー向けの構成を1日連続稼働させると直ちに故障するといったことはありませんが、長時間の計算を頻繁に行う場合には、ECCメモリに対応したワークステーションを利用することで信頼性を高めることができます。
反対に、最長で24時間程度しか連続稼働させない場合には、コストパフォーマンスを重視してワークステーション向けではない構成を利用することも有用な選択肢です。
CPUはRyzen 7000シリーズのRyzen9 7950X (16コア) を選択しています。
12コアしか搭載していないCPU において、ライセンス上の最大数である12コア全てでStataを稼働させた場合、CPUのリソースを使い切ることになり、並行して別の作業を行う際に影響が出る可能性があります。
そのため、16コアモデルのCPUを選択し、リソースに余裕を持たせていますが、Stataの稼働中に他の操作を行わない場合は12コアモデルに変更することも可能です。
また、機械学習での利用予定がある点を踏まえて、ビデオカードはCUDAを使用する想定でハイエンドのワークステーション向けグラフィックボード NVIDIA RTX A5000を選定しています。ビデオカードはご希望に応じて変更できますので、気兼ねなくお申し付けください。
本事例の構成は、お客様から頂戴した条件を元に検討した内容です。
いただいた条件に合わせて柔軟にマシンをご提案いたしますので、掲載内容とは異なる条件でご検討の場合でも、お気軽にご相談ください。
■FAQ・Stataとは
・Rとは
・Pythonとは
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