地質調査や測量などの業務に携わるお客様より、「ContextCapture」や「CloudCompare」などのGIS系ソフトウェアが快適に使用できるワークステーションをご相談いただきました。
PC-10451を見ての問い合わせで、ContextCaptureによるSfM解析が出来るだけ高速に実行可能でかつ、CloudCompareでの大容量点群処理がストレスなくできる仕様をご希望です。具体的な指定条件は、以下のとおりです。
・OS:Windows 11 Professional 64bit |
ご連絡いただいた内容を踏まえて、弊社からは下記の構成をご提案しました。
CPU | Intel Xeon W7-2495X (2.50GHz 24コア) |
メモリ | 256GB REG ECC |
ストレージ1 | 1TB SSD M.2 |
ストレージ2 | 8TB HDD SATA |
ビデオ | NVIDIA RTX A5000 24GB |
ネットワーク | on board (2.5GbE x1, 10GbE x1) |
筐体+電源 | タワー型筐体 + 1000W |
OS | Microsoft Windows 11 Professional 64bit |
2023年08月時点で最新のXeon W-2400シリーズを搭載した構成です。
ご予算上限に余裕がありましたので、ContextCaptureの動作につきましては、動作要件を大きく超える構成でのご提案になります。
参考:System Requirements ※外部サイトに飛びます
また、ご利用予定の各ソフトウェアの要件も満たしております。
加えて、CloudCompareはWindows環境においても、描画をDirectXではなくOpenGLで制御していると思われ、公式サイト・マニュアルにもビデオカードに関する要件の記載がありません。
他のソフトウェアも含めて、コンシューマ向けビデオカードであるGeForceシリーズでの利用を想定していないという可能性が考えられましたので、GPUにはワークステーション向けのハイエンドクラスビデオカード NVIDIA RTX A5000を選択しております。
NVIDIA RTX A5000はCUDAコアを8,192基、GDDR6 VRAMを24GB搭載したハイエンド製品のため、CloudCompareでの快適な大容量点群処理が期待できます。描画性能をそこまで重視されない場合は変更も可能です。
搭載ストレージにつきましては、暫定的にシステム1TB M.2 SSD、データ8TB SATA HDDとしていますが、こちらもご利用予定のデータ量に合わせて変更可能です。
本事例の構成は、お客様から頂戴した条件を元に検討した内容です。
いただいた条件やご利用予定のソフトウェアに合わせて柔軟にマシンをご提案いたしますので、掲載内容とは異なる条件でご検討の場合でも、お気軽にご相談ください。
■キーワード・ContextCaptureとは ・CloudCompareとは ・Civil 3Dとは ・QGISとは ・ArcGISとは ・iRIC Softwareとは ・OpenGLとは |
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