ユニポスWEBサイトに、表面解析研究向け数値解析ソフト「QUASES-Tougaard」を追加しました。
QUASESは、Quantitative Analysis of Surface Electron Spectra(表面電子スペクトルの定量的解析)の略で、Sven Tougaard 氏(デンマーク)の開発したXPS/AESのスペクトル解析ソフトウェアです。
QUASES-Tougaardとは
バックグラウンドの形状から膜厚を推定する方法として使用されるTougaard(ツガード法)採用したQUASES-Tougaardは、非弾性散乱バックグラウンド補正ツールです。表面分析手法 X線光電分光法(XPS, X-ray photoelectron spectroscopy)におけるエネルギー損失構造を計算します。
グラフィカルなユーザーインターフェイスとユーザーフレンドリーなデータ処理など、 分かりやすさと使い勝手のよさを備えています。ユーザーズマニュアルとチュートリアルも充実しています。
主な用途
化学反応、アニーリング、成長などの表面処理中の表面ナノ構造の形態の変化など、多くの研究分野で使用されています。
- 次世代の光電子分光測定
- 形成と拡散の特性評価
- エネルギー産業
- 運輸と物流(インフラ)
- 水蒸気による鉄の酸化の研究
- 還元酸化などの研究 など
主な機能
- 表面ナノ構造の定量的かつ非破壊的な詳細分析
- スペクトルのバックグラウンド補正
- モデルスペクトルの計算
- 電子カスケードおよびアナライザの透過率の補正
- Savitzky-Golayによる平滑化微分
※チュートリアルビデオをはじめとした製品詳細は、メーカーWEBサイトをご参照ください
ライセンスの種類
QUASES-Tougaardは、Windows向けのアプリケーションです。「商用」と「大学向け」のライセンスがあります。ともにユーザーに紐づくシングルユーザーライセンスです。
※上記製品以外の電子スペクトル解析による表面ナノ構造解析のための「Quesesソフトウェア」のご相談に際しましては、製品名、製品URLをお知らせください
- QUASES-ARXPS: (XPS/AES分析)
XPSまたはAESによる角度分解分析を定量的に行うソフトウェア - QUASES-XS REELS: (REELS分析)
材料やナノ薄膜の有効非弾性電子散乱断面積を定量的に決定するためのソフトウェア - QUEELS-ε(k,ω)-REELS:
IMFPの表面効果計算のほか、REELSからナノ薄膜の光学特性や誘電特性を決定するためのソフトウェア
■商品の詳細、お問い合わせはこちら QUASES-Tougaard | 非弾性散乱バックグラウンド補正ツール |