薬品の研究開発に携わるお客様より、Omics解析のためのPCをご相談いただきました。
これまでは一般的なノートPCで計算していましたが、解析可能なデータ量や処理にかかる時間などに問題があるため、専用PCに乗り換えたいというお考えです。
なお、扱うデータのサンプル解析は外注に依頼しているので、導入するPCでは生データからの解析を主とする予定と伺っています。
具体的な要望としては、以下の条件をいただいています。
・CPU:Core i7 もしくはCore i9
・メモリ:64GB
・ストレージ:2TB
・ビデオ:Geforceでデュアルディスプレイに対応したそれなりのカード
・OS:Windows
・使用ソフト:R (R Studio)、Python、Jupyter
・予算:60万円程度
・ディスプレイ:32型程度のディスプレイ
・その他:デュアルディスプレイで使いたいが、同様の使い方をするユーザーに適したディスプレイ環境があれば教えて欲しい。
ご相談いただいた内容を踏まえて,下記の構成をご提案しました。
【主な仕様】
CPU | Core i9-13900K (3.00GHz 8コア + 2.20GHz 16コア) |
メモリ | 64GB |
ストレージ | 2TB SSD M.2 |
ビデオ | NVIDIA Geforce RTX4070 12GB |
ネットワーク | on board (2.5GBase-T x1) Wi-Fi x1 |
筐体+電源 | ミドルタワー筐体 + 850W |
OS | Microsoft Windows 11 Professional 64bit |
その他 | 32型ワイドディスプレイ WQHD |
CPUでの処理を前提とした構成案です。
Core i9-13900KはCore i7-13700Kよりもコア数が多く、1コアあたりのBoost上限も向上するため、1計算あたりの速度に対してメリットがあります。
GPUはご予算から逆算し、GPUアクセラレーションも可能なものとしておりますが、画面出力のみを目的とする場合はローエンドモデルに変更し、コストを下げることも可能です。
ディスプレイは物理的なサイズと表示領域のバランスを考慮してWQHD対応モニタを選定いたしました。
本事例の構成は、お客様から頂戴した条件を元に検討した内容です。
掲載内容とは異なる条件でご検討の場合でも、お気軽にご相談ください。
■キーワード・Omics解析とは
・Rとは
・Rstudioとは 参考:RSTUDIO IDE (Posit) ※外部サイトに飛びます
・Pythonとは
・Jupyterとは Jupyterはインタラクティブなコンピューティング用のオープンソースソフトウェア。名前の由来は、Jupyterによってサポートされている3つのコアプログラミング言語である「Julia」「Python」「R」から。バリエーションとして、Jupyter NotebookやJupyterLabという2つの主要なバリエーションが存在する。
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