【リリース情報】Pythonスクリプトの難読化ツール「PyArmor」ライセンス形態変更のお知らせ

2024年10月29日追記 :

こちらの記事は Version 8 リリース時のものとなります。2024年10月現在 最新版の Version 9 がリリースされておりますので、詳細は以下の記事をご参照ください。

Pythonスクリプトの難読化ツール PyArmor の最新版、Version 8がリリースされました(2023年3月)。 それに伴い、ライセンス形態にも変更がありましたのでお知らせします。

PyArmor について

PyArmorは、Pythonスクリプトを難読化し保護するためのコマンドラインツールです。PyArmorによって難読化されたPythonスクリプトは、通常のPythonスクリプトと同様に実行することが可能です。

バイトコードは各コードオブジェクトが実行完了するとすぐに難読化されるため、高いセキュリティを確保することができます。また難読化したスクリプトに有効期限を設定したり、HDDのシリアル番号/ネットワークカードのMACアドレス/IPアドレスなどにバインドすることもできます。

PyArmor 主な機能

  • Basic Obfuscation:デフォルトのオプションでのスクリプト難読化
  • Expired Script:難読化されたスクリプトへの有効期限設定
  • Bind Device:難読化されたスクリプトの指定されたデバイスでのみの実行
  • JIT Protection:ランタイムで生成されたバイナリコードによって、一部のセンテンスデータを処理
  • Assert Protection:難読化されたスクリプトを他者がハッキングするのを防止
  • Themedia Protection:Themediaを使用してWidnowsのDLLを保護

 

PyArmor Version 8 主な変更点

EULA (End User License Agreement) 内容の変更

これまでのEULA 内容から刷新された新しいEULAが発行されました。最新のVersion 8をご利用の際にはこちらのEULAが適用されますので、必ずご確認ください。

 

ライセンス形態の変更

これまでは有償ライセンスは 個人使用向けの PyArmor Personal と、商用向けの PyArmor Enterprise の2種類のラインアップでしたが、以下の3種類のラインアップへと変更となりました (全て商用利用可能なライセンスです)。

それぞれライセンス毎に使用可能な機能の範囲や特徴が異なります。

※2023年6月15日 : 機能・特徴部分を一部更新しました

ライセンス名 機能・特徴
PyArmor Basic
  • 大きなファイルサイズのスクリプトの難読化が可能
  • スクリプト内の文字列定数の難読化機能 Mix Str の利用が可能
  • ランタイムパッケージ名(pyarmor_runtime_000000)の変更が可能
  • obf-code > 1 の利用が可能
PyArmor Pro

Basic の内容に加え、以下のモードを利用可能 :

  • RFT Mode: Pythonスクリプトの function/class/method/variable のリネーム
  • BCC Mode: スクリプト内のPython関数をc関数に変換し、直接機械語命令へとコンパイル
PyArmor Group

Pro の内容に加え :

  • インターネットへの接続をすることなく難読化が可能 (オフラインでの難読化)

※ Basic, Pro においては、難読化ごとにオンラインでのライセンス認証が必要です(要インターネット接続)

無償のTrialライセンス (使用期限に制限無し)については、これらの機能・特徴が適用されないことに加え

  • 営利商品に対して使用してはいけない (商用不可)
  • いかなる形式の難読化サービスにも使用してはいけない

といった条件が加わることになります。

なお前項のPyarmor主な機能についてはTrial ライセンスを含む全てのライセンスで利用が可能です。

旧Version のPyarmor からのアップグレードについて

旧Version をご利用のユーザー様で、以下の条件に当てはまる場合、無償で PyArmor Basic (Version 8) にアップグレードをすることが可能です (条件に1つでも当てはまらない場合は、version 8 をご利用いただくためには新規でご購入いただく必要がございます)。

  • 新しいEULAに従った利用であること
  • ライセンスNo. のステータスに「pyarmor-vax-」が含まれていること
  • オリジナルのアクティベーションファイル「pyarmor-regcode-xxxx.txt」の使用回数が100回未満であること
  • 旧Version のライセンスは2023年6月1日以前に購入されたものであること (※)
    ※Pyarmor 8発売後に購入された旧ライセンスについては、原則として新ライセンスへのアップグレードができません

詳細およびアップグレードの手順については、以下のメーカーページをご参照ください。

 

なお、PyArmor Pro へのアップグレードについては、上記条件に関わらず、アップグレードライセンスをご購入いただくことで適用が可能です。
→ PyArmor Version 8.2 以降から、 旧Version ライセンスから Pyarmor Pro および PyArmor Group へのアップグレードは不可となりました (2023年5月10日追記)


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