血液循環系の研究に携わるお客様より、ショットガンメタゲノム解析をメインにしたバイオインフォマティクスを行うためのマシンをご相談いただきました。想定されている条件は以下のとおりです。
・CPU:コア数を重視する |
ご連絡の内容を踏まえ、弊社からは下記の構成をご提案しました。
【主な仕様】
CPU | Xeon Gold 6326 (2.90GHz 16コア) x2 |
メモリ | 128GB REG ECC |
ストレージ1 | 1TB SSD S-ATA |
ストレージ2 | 8TB HDD S-ATA |
ビデオ | NVIDIA GeForce RTX4070Ti 16GB |
ネットワーク | on board (1000Base-T x2) |
筐体+電源 | タワー型筐体 + 1200W |
OS | Ubuntu 22.04 |
その他 | CUDA Toolkit 11インストール Bioconda3インストール |
ご予算内で、できるだけコア数が多くなる構成を検討しています。
64コア仕様で検討すると価格が大幅にUPしてご予算に収まらないため、合計56コアに抑えています。
メモリは将来の増設を考えた構成ですが、本来は全てのメモリスロットにモジュールを搭載することでメモリ帯域が最大になる仕様であり、ご提案の状態ではメモリ帯域が半減していますのでご注意ください。
GPUはAI学習などで利用できそうなGPUを1枚追加しています。
しかし、計算専用のGPUではないため、本格的に学習させる用途よりも入門クラスとして必要十分な製品とお考えください。
GPUを使った学習については、より上位の製品はGPU単体での価格が100万円以上であったり、複数枚搭載すると一般的な100V環境では利用できないといった課題があります。そのような点を考え、今回の用途・ご予算のバランスから、AI用として利用できるGPUを選定しています。
なお、画像系の学習をする際にはビデオカードのメモリ容量も重要になるため、ご予算が許す場合には、RTX A6000 48GBなどをご選択いただくのが良いかと存じます。
本事例の構成は、お客様から頂戴した条件を元に検討した内容です。
掲載内容とは異なる条件でご検討の場合でも、お気軽にご相談ください。
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