製造業のお客様より、AIでの画像分析による品質検査を行うために、USB3.0接続のFAカメラを複数台取り付けられるPCをご相談いただきました。
FAカメラ (東芝テリー製 BU602MC) を最大で10台まで同時に接続するテストを行い、何台までの接続なら安定した通信・動作ができるのかを検証するための導入検討です。
お客様よりご連絡いただいた条件は、以下の通りです。
・CPU:AMD Ryzenを希望 (コストパフォーマンスを優先) |
お教えいただいた内容を踏まえて、弊社からは以下の構成をご提案しました。
【主な仕様】
CPU | AMD Ryzen9 7900X (4.70GHz 12コア) |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 2TB SSD M.2 |
ビデオ | NVIDIA Geforce RTX4090 (内排気) |
ネットワーク | on board (2.5G x1 10/100/1000Base-T x1) Wi-Fi x1 |
筐体+電源 | ミドルタワー筐体 + 850W |
OS | Microsoft Windows 11 Professional 64bit |
その他 | USB3.0 追加カード (4ポート) x2 |
RyzenやCore-i系のCPUでは、ビデオカード用の PCI-E x16バス とSSD用の PCI-E x4バス あたりがCPUで直接コントロールする接続となり、それ以外のバスはマザーボード上のチップセットでコントロールします。
この場合、カメラ側の転送データ量次第では、チップセット~CPU間の速度で律速される可能性があります。加えて、USB関連の接続数を増やすとチップセット側でコンフリクトが生じる場合があります。このあたりのことは、実機で試してみないことには判断が難しい要素とお考えください。
このような前提のもと、10台のカメラをコントロールするためのスペックとしてご用意したのが本事例の構成です。
■Point ・CPUコア数を10コア以上で設定 ・USBをできるだけ独立したタイプで設定 ・M.2タイプタイプのストレージを採用 |
本事例の構成は、お客様から頂戴した条件を元に検討した内容です。
掲載内容とは異なる条件でご検討の場合でも、お気軽にご相談ください。
■ このPC事例に関する詳細、お問い合わせはこちら ※事例の名称またはご希望の条件などをご記入ください。 |