VR Simulation用マシン

自動車の製造に携わるお客様より、開発中のドライビングシミュレータに搭載するためのPCをご相談いただきました。
ご希望の条件は以下の通りです。

・CPU:Core i9-12900KS程度
・メモリ:128GB
・ストレージ:システム用の1TB SSDとデータ用の8TB HDD
・ビデオカード:RTX4090を希望

頂戴した条件を踏まえて、弊社からは以下の構成をご提案しました。

【主な仕様】

CPU Xeon Processor W-2295 (3.00GHz 18コア)
メモリ 128GB
ストレージ1 1TB SSD S-ATA
ストレージ2 8TB HDD S-ATA
ビデオ NVIDIA Geforce RTX4090
ネットワーク on board (10/100/1000Base-T x1 5G x1)
筐体+電源 ミドルタワー筐体 + 1200W
OS Microsoft Windows 11 Professional 64bit
その他 TPMモジュール

CPUはCore i9-12900KSではなくXeon W-2295としています。
Core i9-12900KSのコア数は16であり、その中身はPコア (高性能コア) とEコア (高効率コア) で構成されています。
負荷の高い処理で有効なのはPコアですが、Core i9-12900KSはこのPコアの数が8ですので、それよりもコア数が多くベースクロックも比較的高いCPUという考え方で選定しています。

本事例の構成は、お客様から頂戴した条件を元に検討した内容です。
掲載内容とは異なる条件でご検討の場合でも、お気軽にご相談ください。

■FAQ

・「高性能コア」「高効率コア」とは
インテル第12世代デスクトップ向けCPUであるAlder Lakeに搭載されたコアの種類。
高性能コア (Golden Cove Performance Core:Pコア) は処理パフォーマンスを重視しており、高効率コア (Gracemont Efficiency Core:Eコア) は電力効率を重視。Core i9-13900Kの場合、それぞれのコアのスペックは以下の通り。

高性能コア (Pコア) :3.0GHz~5.4GHz 8コア 16スレッド
高効率コア (Eコア) :2.2GHz~4.3GHz 16コア 16スレッド