QDA(質的研究支援)ソフトウェア「ATLAS.ti」の最新バージョン 23 がリリースされました(2023年1月19日メーカー現地時間)。
今回のメジャーアップデートでは、AIを活用した高度な検索やコードの自動生成機能により、さらに効率的な分析が可能になりました。またクラウドベースの共有機能やインターフェースの改善などユーザーのワークフローに寄り添った工夫が施されています。数々の革新的な新機能を備えた新しい ATLAS.ti 23 をご紹介します。
今回のメジャーアップデートのポイント
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ATLAS.tiについて
ATLAS.tiは、言語や概念といった数値化できないものを分析する「質的データ分析」のためのソフトウェアで、基本的な分析作業から詳細な調査を必要とするプロジェクトまで、あらゆるニーズに対応しています。QDAソフトウェア市場を10年以上リードし続けている定評のあるツールであり、看護学や心理学、社会学といったコミュニケーションに関連する学術をはじめとした幅広い分野に適しており、世界中の研究機関や研究者に使用されています。
全言語サポート・マルチプラットフォーム
ATLAS.tiは日本語、中国語、アラビア語、ヘブライ語などの文字セットを使用し、ほぼ全言語のデータを処理できます。メニュー等のインターフェースは英語ですが、日本語テキストの処理や解析が可能です。マルチプラットフォームに対応しています (Windows, MacOS, iOS, Android)。
ATLAS.ti 23 について
今回のメジャーアップデートでは、以下のような革新的な新機能が追加されました。
ATLAS.ti 23の新機能
- 直感的な操作で共起ネットワークを作成可能
- 機械学習による検索アルゴリズムの強化
- 自然言語処理のコードをAIが自動生成
- ATLAS.ti Desktop(暗号化機能つきのクラウド共有機能)
- ATLAS.ti Web(概念抽出とワードクラウド作成、クロス集計の可視化に適したSankey Charts)等
その中のひとつ、クラウドベースのプロジェクト共有についてご紹介します。
機能の紹介 – デスクトップ版のクラウドサービス について
Atlas.ti 23ではデスクトップ版に専用クラウドサービスが追加されます。メールや外部のファイル共有サービスを介さずにAtlas.ti内のみでデータ共有やバックアップが可能です。クラウド上のデータはAES方式で暗号化されるため、プライバシーやセキュリティの面も安心です。
※なおデスクトップ版用クラウドサービスは現時点ではベータ版です。
※その他の機能詳細については下記URL または 動画をご参照ください。
WHAT’S NEW IN ATLAS.ti 23
https://atlasti.com/what-s-new-in-atlas-ti-23
製品のバージョン
「ATLAS.ti Desktop」と「ATLAS.ti Web」の2つのバージョンがあります。
※各バージョンの機能については こちら をご参照ください。
また、ATLAS.ti Webは、定性データをクラウド上で処理、コンテンツソースの分析、インサイトリサーチの発見など、研究プロジェクトのための質的な洞察のために役立ちます。
※ATLAS.ti Webの詳細についてはこちらをご参照ください。
ライセンスについて
ATLAS.ti は 年間ライセンス(Annually Lisence)です。ご注文の際には製品のバージョン、ライセンスの種類、ライセンス形態をお知らせください。
ライセンスの種類
ライセンスの形態
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お知らせ
ATLAS.ti のライセンスをお持ちの方は、ATLAS.tiのアカウントにログインしてアップグレードオプションをご確認ください。ATLAS.ti 23のリリースがATLAS.ti 22の購入から1年以内の場合は、無償アップグレードの対象となります。
なお弊社では旧バージョンから ATLAS.ti v23.xxへのアップグレードライセンスや追加ライセンスも取り扱っております。お気軽にご相談ください。
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