代謝の数理解析を行うお客様より、生体内の代謝ネットワーク研究を目的とした計算用マシンをご相談いただきました。
MATLABとCPLEXでの混合整数線形計画問題 (MILP) を高速に解くことのできる構成が希望で、ご予算は70万円程度です。
ご予算と用途を踏まえて、弊社からは下記の構成をご提案しました。
CPU | Core i-13900K (3.00GHz 8コア + 2.20GHz 16コア) |
メモリ | 128GB |
ストレージ | 1TB SSD S-ATA |
ビデオ | NVIDIA T400 |
ネットワーク | on board (2.5GBase-T x1) Wi-Fi x1 |
筐体+電源 | ミドルタワー筐体 + 850W |
OS | なし |
Core-i系CPUの中でも、現時点で最も速いCore-i9 13900Kを採用した構成です。
高性能コア (Golden Cove Performance Core:Pコア) と高効率コア (Gracemont Efficiency Core:Eコア) を合計すると24コアのCPUですが、高効率コアは速度があまり速くありません。24コア全てが同じ速度で動作するものではない点にご注意ください。
なお、メモリ容量は最大128GBまでとなります。
同程度のコア数でより速度の速いCPUをご希望の場合には、ThreadripperPRO仕様に変更することで、メモリ容量の上限も増やすことができます。ただし、コスト上昇が大きいため、ご予算に余裕のある場合の選択肢としてお考えください。
本事例の構成は、お客様から頂戴した条件を元に検討した内容です。
掲載内容とは異なる条件でご検討の場合でも、お気軽にご相談ください。
■FAQ・MATLABとは 参考:MATLAB (MathWorks) ※外部サイトに飛びます
・CPLEXとは 参考:IBM CPLEX Optimizer (IBM) ※外部サイトに飛びます
・「高性能コア」「高効率コア」とは
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