地震研究に携わるお客様より、解析用マシンをご相談いただきました。
現時点では下記の解析を予定されていますが、将来的には地熱系のシミュレーションを行う可能性があると伺っています。
・地震動のスペクトル解析 ・干渉SAR解析 ・GIS |
また、ご希望いただいたスペックや条件は以下の通りです。
・CPU:Core i9-10900K (3.7GHz 10コア) |
ご利用のGISは「QGIS」で、あまり高度な処理は行わず、地図の重ね合わせ程度の作業を予定されています。
お客様は,「想定している処理にどの程度のビデオカードが必要なのかわからないが、ローエンド品でも問題ないのではないかと考えている」とご連絡いただきました。
それらの前提を踏まえて、弊社からは下記の構成をご提案しています。
CPU | Core i9-13900K (3.00GHz 16コア) |
メモリ | 64GB |
ストレージ1 | 500GB SSD S-ATA |
ストレージ2 | 1TB SSD S-ATA |
ビデオ | NVIDIA T400 |
ネットワーク | on board (2.5GBase-T x1) Wi-Fi x1 |
筐体+電源 | ミドルタワー筐体 + 850W |
OS | Microsoft Windows 11 Pro 64bit |
想定している干渉SAR解析作業ではメモリ容量が32GB以上必要とのことでしたので、倍の64GBを初期容量として搭載しています。本構成は追加で64GB増設できますので、最大128GBまでのメモリ容量に対応しています。
GISを利用する場合、ビデオカードにはある程度のスペックが要求される場合があります。
ご利用予定のQGISは高スペックを要求するソフトではなく、ビデオカードも重要視されないため、最低限のカードを追加した構成としています。
ただし、最近のオンボードビデオは数年前のローエンドビデオカード程度の能力があるため、QGISの利用がメインでない場合には、一度オンボードのビデオ出力で利用してみて、処理性能面で厳しいようであればビデオカードの追加を検討するのが良いかと存じます。
本事例の構成は、お客様から頂戴した条件を元に検討した内容です。
掲載内容とは異なる条件でご検討の場合でも、お気軽にご相談ください。
■FAQ・スペクトル解析とは
・干渉SAR解析とは
・QGISとは 参考:QGIS フリーでオープンソースの地理情報システム ※外部サイトに飛びます
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