【製品紹介】GnuPG VS-Desktop : オープンソース暗号化エンジン GnuPG に関するメーカー技術者のサービスパッケージ

ユニポスWEBサイトに、オープンソース暗号化エンジン GnuPG に関するメーカー技術者のサービスパッケージ「GnuPG VS-Desktop」 のページを追加しました。

メールやファイルを暗号化するためのユニバーサル暗号化エンジン GnuPG の利用に関するオールインワンパッケージです。暗号化機能の利用はもちろん、コンサルティング、ソフトウェア開発、サードレベルサポートで構成されるサービスパッケージとなっており、GnuPGを利用した暗号化に関する様々な事項について、メーカー技術者からのアドバイスを受けることが可能となります。

GnuPG (GNU Privacy Guard) について

RFC4880 (PGP) で定義されたOpenPGP 規格に基づいた、オープンソースの暗号化規格。GnuPGを用いることでデータや通信を暗号化したり署名することができ、多用途の鍵管理システム および あらゆる種類の公開鍵ディレクトリのためのアクセスモジュールを備えています。

また、他のアプリケーションと簡単に統合できる機能を備えたコマンドラインツールであり、豊富なフロントエンドアプリケーションとライブラリが利用可能です。

1997年に発表されて以来フリーソフトウェアとして、 GNU General Public License の条項に従い自由に使用、変更、配布することができます。

参照元:https://gnupg.org/

 

GnuPG VS-Desktop サービス内容について

暗号化においては、「OpenPGP と S/MIME のどちらを使用するのか」「S/MIME インフラストラクチャを既に所有しているのかどうか」など、ユーザー毎に利用環境や状況が異なることがほとんどです。もしユーザーが暗号化に慣れていない場合にも、GnuPG をできる限り適切に運用し常にセキュリティを実現することを目指し、メーカー技術者がアドバイスします。

以下は、コンサルティングにおける質問内容の一例です (Enterprise)

  • エンドツーエンドの暗号化に関する基本的な質問
  • ユーザーに暗号キーを配布する方法
  • 一部ユーザーへのハードウェアトークン使用についての是非
  • メールやファイルの安全な交換のためにユーザーが必要な情報
  • 代替ルールを定義する方法

その他、バグが発生した場合の運用サポートや、ソフトウェアの更新、ユーザー個別のニーズに合わせてワークフローに上手く統合できるようソフトウェアを構成するためのお手伝いなど、あらゆる面で GnuPG における暗号化運用をサポートします。

【ご確認ください】

基本的にメーカーとのやりとりはお客様ご自身で行っていただくことになります (英語)。日本語でのサポートをご希望の場合には、弊社のサポートパック あんしん+ へのご加入をご検討ください。

 

ライセンス形態

サポートパッケージである GnuPG VS-Desktop  には、以下表の3種類のライセンス形態がございます。

メーカーによるひと月あたりの技術サポート時間上限はプランによって異なりますので、お気をつけください。

Entry : 1時間/月、 Standard : 4時間/月、 Enterprise: 無制限

※GnuPG VS-Desktop は年間ライセンスです。2年目からはディスカウントが適用されます

  Entry Standard Enterprise
Included users 1 user 25 users 250 users
Package configuration Standard Standard Cutomized
Documentation Standard Standard Demand optimized
Suport channels Mail Mail/Phone Mail/Phone/Video
Technical support
Analysis of current state × ×
Rollout support × ×
PKI conception ×
Feature-Requests × ×
Unattended use ×
EU/NATO-RESTRICTED
Major updates
Sharing with External users ×

※ GnuPG VS-Desktop は、Windows および Linux に対応しています。Linux のみでのご利用の場合はディスカウントが適用されますのでお知らせください

GnuPG VS-Desktop 詳細

  • データ暗号化 : OpenPGP, S/MIME, Symmetric
  • メール暗号化 : PGP/MIME, S/MIME
  • Auto(m.) キーリクエスト : OpenPGP via web key directory | S/MIME via certificate server
  • 信頼モデル : Direct | WoT (Web of Trust) | TOFU+PGP (Trust on first use)
  • 認証済み暗号化 : Only OpenPGP
  • EU/NATO 制限 : S/MIME with Smartcard | OpenPGP and S/MIME without Smartcard (*1)
  • EU 機密 : After evaluation by the German Federal Office for Information Security (BSI)
  • コンプライアンス : de-vs | OpenPGP | RFC 4880bis | PGP6 | PGP7 | PGP8 | RFC 2440
  • スマートカード/トークンサポート : OpenPGP | NetKey | Yubikey | NitroKey | Gnuk | PKCS#15 | SC-HSM
  • OpenPGP向けECCサポート : Brainpool | NIST-P | Curve25519 | Bitcoin
  • ランダムジェネレーター : CSPRNG (DRG.3) with Jitter-RNG (*2) | RDRAND | Padlock
  • アルゴリズム : AES | Twofish | Camellia | SHA-256 | SHA-512 | RSA (up to 8192) | EdDSA | ECDH | ECDSA | DSA (deterministically RFC 6979)
  • Webブラウザ (PKCS#11) : Hardware- / Software-Token (Firefox,Thunderbird etc.)
  • Webブラウザ (Web -Mail) : Firefox | Chrome (e.g. with Mailvelope)
  • 認証 : Hardware- / Software-Token (SSH and PAM)

(*1) Requires additional protective measures, see VSA-BSI-10573.
(*2) No use of the Windows random generator.

 

なお、Microsoft Outlook用のプラグイン、GpgOL Outlook Plug-in もございます。こちらについての情報を含め、GnuPG VS-Desktop の詳細につきまして、以下リンクよりご確認ください。