地理情報システムの開発に携わるお客様より、SfM処理用マシンのご相談いただきました。MetashapeやContextCaptureなどのSfM処理ソフトを用いて、大量かつ高解像度の写真(1億5000万画素程度)の処理を行う想定です。SfM処理の他には、高密度点群の3Dデータ編集や3Dモデリング、CAD処理などでも利用します。
具体的にご希望いただいているスペックは以下のとおりです。
・CPU:Xeon Goldクラス以上 コア数は未定 |
弊社からは、お客様からご連絡いただいた条件を元に、下記のスペック構成をご提案しました。
【主な仕様】
CPU | Xeon W-2295 (3.00GHz 18コア) |
メモリ | 256GB |
ストレージ1 | 1TB SSD M.2 |
ストレージ2 | 2TB HDD S-ATA |
ビデオ | NVIDIA RTX A6000 |
ネットワーク | on board (10/100/1000Base-T x1 5G x1) |
筐体+電源 | ミドルタワー筐体 + 850W |
OS | Microsoft Windows 11 Pro 64bit |
CPU選定のポイントは、以下のとおりです。
■Point ・予定ソフトの利用を考えた場合、Xeon Goldのように「動作クロックは高くないがコア数が多いCPU」は、「コア数は少ないが1コアあたりのクロック数が高いCPU」よりも処理が遅くなると考えられる。 |
上記を踏まえつつ、本件では扱う画像データが大きいことから、「128GB以上のメモリの搭載+CPUスペック」のバランスを考慮して、Xeon WシリーズのCPUを用いた構成をご提案しました。
また、ご利用予定のソフトはどちらもある程度のGPU能力が必要となります。
当初はGeforce RTX3090を採用した構成のご案内を想定していましたが、使用するCADの要件を確認した上で、OpenGL対応のビデオカードに変更しています。
本事例の構成は、お客様から頂戴した条件を元に検討した内容です。
掲載内容とは異なる条件でご検討の場合でも、お気軽にご相談ください。
■FAQ・Metashapeとは 参考:Metashape (Agisoft) ※弊社研究開発者向け海外製品調達・コンサルテーションサービス「ユニポス」のWEBサイトに飛びます
・ContextCaptureとは 参考:ContextCapture (Bently) ※外部サイトに飛びます
・OpenGLとは OpenGLは、ハードウェアの持つ2D/3DCG関連の演算機能/描画機能を支援するためのライブラリ。 |
■ このPC事例に関する詳細、お問い合わせはこちら ※事例の名称またはご希望の条件などをご記入ください。 |