機械工学系の研究開発に携わるお客様より、機構解析 (運動解析) 用CAEソフトウェア「RecurDyn」と「Matlab」を使用するためのマシンのご相談をいただきました。マシン選定における条件は以下の通りです。
・予算は100万円以下 ・計算速度を重視する |
上記の条件を踏まえ、弊社からは以下の構成をご提案しました
【主な仕様】
CPU | Core i9-12900K (3.20GHz 8コア + 2.40GHz 8コア) |
メモリ | 128GB |
ストレージ1 | 2TB SSD M.2 |
ストレージ2 | 4TB SSD S-ATA |
ストレージ3 | 4TB SSD S-ATA |
ビデオ | RTX A2000 |
ネットワーク | on board (2.5GBase-T x1) |
筐体+電源 | ミドルタワー筐体 + 1000W |
OS | Microsoft Windows 11 Pro 64bit |
RecurDyn用マシンを検討する際には、以下の2点に留意する必要があります。
■Point ・RecurDynは、CPUコア数が多すぎても計算速度に対して効果がない可能性がある。 ・RecurDyn単体ではGPUアクセラレートを行っていない。 参考:RecurDyn ServicePack (FunctionBay) ※外部サイトに飛びます |
上記の点から、
・Matlabでコア数が有効な使い方・コードであるか。
・GPUアクセラレートを利用しているか。
次第で適切な構成が異なるため、お客様にはMatlab側の利用状況をご確認いただきました。
■お客様からの質問・要望
・MATLABの利用では、コア数を気にした使い方・コードの書き方はしていないが、将来的にはビッグデータの解析を行いたい。その際に計算速度ができるだけ速くなるようにしたい。
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なお、お客様からはCADも利用するとのお話をいただいたため、ビデオカードにはA2000を選定しています。
本事例の構成は、お客様から頂戴した条件を元に検討した内容です。
掲載内容とは異なる条件でご検討の場合でも、お気軽にご相談ください。
■FAQ・RecurDynとは 参考:RecurDyn ※外部サイトに飛びます ・「高性能コア」「高効率コア」とは Core i9-12900Kの場合、それぞれのコアのスペックは以下の通り。
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