ロボット制御の研究に携わるお客様より、科学シミュレーション用マシンをご相談いただきました。
自作ソフトウェアでのシミュレーションを行っており、1CPU仕様でできる限りメモリ容量の多いマシンをご希望です。
また、検討のポイントとして、以下の情報を伺っています。
・計算速度はCPUのクロック数xコア数で決まるため、コア数が多いXeonシリーズを希望 ・予算は300万円程度で、可能な限り計算速度が速いマシンを提案して欲しい ・GPUを使った計算は行わないため、ビデオカードは安価なものでよい ・計算結果は即時サーバーに保存するため、搭載ストレージの数・容量は多くなくて良い ・OSはWindows10 Pro 日本語版を希望 ・光学ドライブ不要 |
弊社からのご提案では、コア数を重視した1CPU仕様かつ、メモリ容量512GBとした構成をご案内しました。
【主な仕様】
CPU | Xeon Platinum 8380 (2.30GHz 40コア) |
メモリ | 512GB REG ECC |
ストレージ | 500GB SSD S-ATA |
ビデオ | on board (VGA x1) |
ネットワーク | on board (1000Base-T x2) |
筐体+電源 | ミドルタワー筐体 + 850W |
OS | Microsoft Windows 10 Pro 64bit |
■Point |
お客様からは、設置環境で気を配るべき点についてもご質問をいただきました。
設置場所は24時間冷房の効いた部屋とのことでしたので、周辺温度以外のポイントとして、本体前面から詰めたい空気を取り込めるレイアウトでの設置をお願いしています。筐体内部の熱はリア側から排気されますが、排気された熱い空気が本体前面側へ回り込んでしまうと、冷却面で問題が生じますので、排気した空気を吸い込まないレイアウトでの配置をご検討ください。
なお、弊社では出荷前のテストとして、25℃程度の室温環境におけるCPU負荷率100%+12時間以上連続稼働の動作確認を行い、動作温度に問題がないことを確認した上でご提供しております。
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