液晶ディスプレイの研究開発を行うお客様より、光学設計ソフトウェア「Zemax OpticStudio」が高速に動作するマシンをご相談いただきました。レンズの設計やバックライト技術のシミュレーションでの利用を想定されています。
現在はRyzen Threadripper3 3970Xを搭載したマシンを使用されていて、それと同等もしくは同等以上の性能をご希望いただいており、選定の条件は以下の通りです。
・CPU:32コア以上 (Zemaxは32コアで最適な動作をすると聞いたため) |
上記の条件を踏まえ、弊社からは以下の構成をご提案しました
【主な仕様】
CPU | AMD Ryzen ThreadripperPRO 5975WX (3.60GHz 32コア) |
メモリ | 128GB |
ストレージ | 1TB SSD S-ATA |
ビデオ | Geforce GTX1660S |
ネットワーク | on board (1GbE x1 10GBase-T x1) |
筐体+電源 | ミドルタワー筐体 + 1000W |
OS | Microsoft Windows 11 Pro 64bit |
弊社からは、ご予算の範囲で構成を検討・提案しました。
■Point ・Threadripper3 3970Xは終息のため、新しい世代のCPUを選定。 ・ビデオカードはご提案時点で入手性の良いGTX1660Superを選定。 |
「Zemaxは32コアで最適な動作をする」という点については、以下の見解をお伝えしています。
Zemaxは64スレッドを超えるとプロセッサーグループでコアが分かれてしまうため、64スレッド以上に対応しません。 |
本事例の構成は、お客様から頂戴した条件を元に検討した内容です。
掲載内容とは異なる条件でご検討の場合でも、お気軽にご相談ください。
■FAQ・Zemax OpticStudioとは
・プロセッサーグループとは
・仮想スレッドとは |
■ このPC事例に関する詳細、お問い合わせはこちら ※事例の名称またはご希望の条件などをご記入ください。 |