AutoCADで作成した図面を、ほかのドキュメントファイル(Microsoft Wordなど)へコピーアンドペーストさせたい、また修正作業などの際、図面のリビジョン間の違いを比較したいと思うことがあるのではないでしょうか。
そこで今回は、Furix社(オランダ)の製図の生産性を高めるためのAutoCAD用製図補助ツール「BetterWMF / CompareDWG」をご紹介いたします。
BetterWMFとは?
BetterWMF は、AutoCADで作成した図面を別のアプリケーションへ挿入(コピーアンドペースト)する際に発生する問題を解決するためのツールです。
BetterWMF ARX をAutoCADに読み込む、もしくはexeファイルを実行するだけの簡単な操作で、例えば必要のない線が入る、図面のサイズが不適切になる、あるいは画像領域の相違といった問題を自動的に改善することが可能です。
画像の改善
- 画像の透明化
- 選択されたエンティティの範囲内で画像をクロップ
- すべてのベクターを黒
- 色に基づいて線に幅を割り当てる
- 図面の縮尺に合わせた画像のリサイズ
- ペーパー空間とすべてのビューポートを統合
互換性
- AutoCAD: 全バージョン: Autodesk Map 3DなどのAutoCADエンジンに基づく製品を含む
- AutoCAD LT: 全バージョン
- IntelliCAD, MicroStationなど: WMF 形式の画像をWindowsクリップボードにコピーできるプログラム
- 対応OS: Windows 7 以降
※BetterWMF 2021が最新バージョンです(2022年11月28日時点)。AutoCAD 2023 までの互換性があります。
CompareDWGとは?
CompareDWGは、異なるリビジョンのAutoCAD図面を比較し、相違点を検出・表示する差分ツールです。
主な特徴
- 異なるリビジョン間の差分の理解
- 図面の完全な AutoCAD 内部表現も比較(詳細モード)
- AutoCADの相違点の表示(追加や削除されたエンティティの色による識別)
- 自由に選択可能なマークアップの色
- 差分の個別ファイル保存(DWGファイル化)
- レポート作成(エンティティの種類と数量)
- 差分レポート
- 図面変数の比較
互換性
- AutoCAD: 全バージョン: AutoCAD LTを除く
- Architectural Desktop および Autodesk Mapでの動作
※Mechanical Desktop および Inventor では動作しません
※CompareDWG 2018が最新バージョンです(2022年11月28日時点)。AutoCAD 2018、Windows 10、および 64 ビットと互換性があります。
ライセンスについて
Furix社のBetterWMFおよびCompareDWGは、一定期間(少なくとも2年間)は無償アップデートが保証されています。このため、メンテナンスの随時契約(保守)やアップグレードライセンスはありません。
ほとんどのユーザーは、最初のライセンスを購入してから少なくとも4年間はそのまま継続利用されており、さらに継続してご利用される場合には、通常のライセンス価格と同額で既存ライセンスを更新することになります。
ライセンスの種類
- シングルユーザーライセンス
- マルチユーザー ライセンス (5 / 10 / 25ユーザーライセンス)
- サイトライセンス(人数無制限)
BetterWMFおよびCompareDWGを試してみる:試用版について
以下メーカーWEBサイトより、BetterWMFおよびCompareDWGの最新版をダウンロードいただきますと、全機能を30日間無料にてご利用いただくことができます。
フリートライアル版をご利用いただき、ライセンス購入をご検討の際には、是非ユニポスへお問い合わせください (以下のお問い合わせフォームからもお問い合わせいただけます)。
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