ユニポスWEBサイトに、100%オープンソースの自動菜園ロボット 「FarmBot」 のページを追加しました。
FarmBot は、米国 カリフォルニア州南部の都市サン・ルイス・オビスポで設立されたFarmBot社製の自動菜園ロボットです。農業機械の構築、操作、そして栽培まで、誰もが食物を栽培することができるように支援されたオープンでアクセス可能なハードウェアプラン、ソフトウェア、データ、ドキュメントが揃っています。
活用分野
一般的な園芸野菜の多毛作(多品種の同時に栽培)に適しており、家庭菜園、研究用、プロシューマー(生産者)まで幅広いユーザーに活用いただけます。
FarmBot社では、FarmBot技術や関連科目を教えるための、オープンライセンスで自由に使える教育用リソースを紹介しています(近日公開予定の情報が含まれます)。
- メカニカル : FarmBot パーツの材料、構造、射出成型、3Dプリント
- シーケンス、スケジューリング、コーディング : FarmBotのプログラミングや制御
- 農業技術 :温室、水耕栽培
- 植物生物学 : シードスキット、種子の解剖
- 土壌科学
- サプライチェーン : 農場、農場労働者
- 気候変動
FarmBotとは?
ロボット本体の組立が容易かつニーズに合わせた拡張が可能な自動菜園ロボットです。FarmBot 専用アプリを通じて、FarmBot の設定や制御、作物の育成管理が可能です。
例えば、搭載されたオンボードカメラとコンピュータビジョンソフトウェアにより、レイズドベッド全体の土壌の高さを測定し、 種まき、土の水分量の測定、雑草の駆除などに役立てることができます。また、つる性の作物や不定形の作物をレイズドベッドの端に置き、栽培中の作物の成長方向をレイズベッドの外側に向くよう FarmBot と専用アプリで維持・調整することで、植物が成長に必要な面積を簡単に2倍、3倍にすることができます。
FarmBot の特徴
- 低コストで100%オープンソース
- 短時間でセットアップ可能
- ニーズに合わせて自由にカスタマイズ
- 専用アプリで栽培をサポート
- 充実したドキュメント
FarmBot の詳細はメーカーWEBページ(Documentation)をご覧ください。
FarmBot の種類
パーツの構成が少なくより簡単に組み立てできる95%組み立て済み、100%オープンソース、プラグアンドプレイのFarmBot Expressと、100%オープンソース、DIY、高度にカスタマイズ可能なFarmBot Genesis(FarmBot の最上位モデル)がラインアップされています。
なお、FarmBot社のキットには、必要なものがすべて 1 つのボックスに含まれています。
FarmBot Express
小さな庭や温室、教室、研究室に適した標準サイズのモデルと、家族や広いスペース、複数クラスの学校での使用、より大規模な研究開発に適したXLサイズのモデルの2種類があります。
Model | Width | Length | Area | Max Plant Height |
---|---|---|---|---|
Express | 1.2m | 3m | 3.6m2 | 0.5m |
Express XL | 2.4m | 6m | 14.4m2 | 0.5m |
FarmBot Genesis
最高レベルの精度で食物を栽培から複雑な実験を行うことができます。より多くのことを行うために簡単に修正・拡張することが可能なFarmBotの最上位モデルです。
Model | Width | Length | Area | Max Plant Height |
---|---|---|---|---|
Genesis | 1.5m | 3m | 4.5m2 | 0.5m |
Genesis XL | 3m | 6m | 18m2 | 0.5m |
FarmBot’s Software
FarmBot に必要なコンポーネントのセットアップについて、動画やドキュメントで理解することができます。
また、専用のWEBアプリでは、ノート、タブレット、スマートフォンを使用して、ブラウザからFarmBotを簡単に制御および構成することができます。リアルタイムの手動制御とロギング、FarmBot が実行するカスタムルーチンを作成するためのシーケンスビルダ、および栽培計画(区画や混植など)をグラフィカルに設計できるドラッグアンドドロップのfarm designerを備えています。
ハードウェア
- 頑丈で耐食性に優れたアルミニウム製(押し出し材、プレート、ブラケット)
- 耐UV性の射出成形されたプラスチックの部品
- ステッピングモータ搭載
- 腐食に強く屋外環境に適したステンレス製の留め具
FarmBotには専用の部品が用意されておりますので、FarmBotの調整や拡張が可能です。
- Drivetrain (駆動列/ドライブトレイン)
- Electronics and Wiring (電子機器と配線関連)
- Extrusions (押出成形品)
- FarmBot Genesis Tools (FarmBot Genesis用ツール)
- Fasteners and Hardware (ファスナー/留め具とハードウェア)
- Partial Kits (部分キット)
- Plastic Parts (プラスチックの部品)
- Plates and Brackets (プレートとブラケット)
- Tubing (チューブ)
- Upgrades (ツールベイ、アップグレードキット、電源など)
各パーツの詳細はメーカーWEBサイトをご覧ください。
■商品の詳細、お問い合わせはこちら FarmBot | オープンソースの自動菜園ロボット メーカー (FarmBot Inc.) WEBサイト |