【製品紹介】CACANi : 中割り生成アニメーションツール

ユニポスWEBサイトに、中割り生成アニメーションツール「CACANi(カカーニ)」 のページを追加しました。

CACANiは、アニメーション制作の効率化と品質向上に役立つ自動中割りツールです。
動きや演出のポイントとなる絵の特徴点を自動検出し、動きを滑らかにする中間の画像を自動的に描画・彩色します。
ベクターベースの作画機能を備え、作成したレイヤーとフレーム情報はAdobe After Effectsへのエクスポートが可能です。

商業作品の制作コスト削減、制作期間短縮に役立つほか、アニメーターの育成用ツールやインディーズでの作品制作ツール、エンターテインメント業界を目指す入門者向けの教材としても活用いただけます。

CACANiとは

アニメーションは1秒間に24~30枚の画像を連続表示することで、動きを表現します。
動きや演出のポイントとなる画像(原画・キーフレーム)の間にある画像を作成する中割りは、滑らかさや躍動感を左右する工程です。
数分程度の短い作品でも必要な中割りの枚数は数千枚におよび、アニメーターの作業負荷や制作コスト、品質を左右します。

CACANiはシンガポール南洋理工大学で開発された自動中割りツールです。
キーフレームの特徴点を検出し、自動で中割りを生成・彩色します。
作画にかかる時間を短縮し、タイミングや強調などの動かし方に集中できるため、制作過程の効率化だけでなく品質向上や動画マン(中割りを制作する担当)の育成期間短縮にも役立ちます。

【ご参考】
南洋理工大学の研究プロジェクトは以下のページをご参照ください。
※現在は南洋理工大学から独立し商業化されています

Computer Assisted Cel Animation (CACAni) | Nanyang Technological University
https://www3.ntu.edu.sg/home/ashsseah/cacani.htm

 

主な機能

・ベクターベースの描画ツールを利用可能
・特徴点を自動検出し中間フレームを自動生成、自動彩色
・均等な中割りだけでなくタイミングの調整や修正が可能
・主線の描画だけでなく彩色・効果指定の生成にも対応
・マスク指定や複数セルの一括編集が可能
・高速で安定した処理(1フレームにつき1,000ストローク以上の描画に対応)
・Adobe After Effectsへレイヤーとフレーム情報をエクスポート可能

推奨ハードウェア構成

CPU: 3 GHz Intel / AMD processor
OS: Microsoft Windows 10 (64-bit only)
RAM: At least 4 GB RAM
GPU: Video card supporting OpenGL 3.0 with at least 2 GB of RAM
Monitor: at least 1440×900 resolution

※CACANiはWindows専用ソフトウェアです

対応ファイル形式

インポート: BMP / JPG / PNG / TGA / TIFF
エクスポート: GIF / AVI / MP4 / MP4

ライセンスの種類

1本のライセンスキーで1台のマシンで利用可能なSingle Licenseと、1つのライセンスキーで購入ライセンス数分のマシンで利用可能なTeam Licenseの2種類がラインアップされています。
Team Licenseは大規模プロジェクトや大人数でのアニメーション制作の連携に便利です。

また、Single License, Team Licenseともに365 days(年間ライセンス)Perpetual(永久ライセンス)のいずれかをご選択いただけます。

CACANiを試す

以下リンクより、無償の試用版をダウンロードいただけます。
※試用版に利用期限はありませんが、ファイル保存不可など一部機能が制限されています

Free Trial Download | CACANi
https://cacani.sg/cacani-trial/

 

また、ご利用方法はメーカー公式YouTubeをご参照ください。

CACANi Animation | YouTube
https://www.youtube.com/c/CACANiSg_Animation/playlists