化学品の研究開発を行うお客様より、Gaussian/Gaussviewで素材の分子構造解析を行うためのマシンをご相談いただきました。
以下の条件をベースとして、サポート対応に満足できそうなメーカーからの購入を希望されています。
CPU:コア数が32以上であり、Xeon Gold 5220以上のスコアを持つIntel製CPU メモリ:128GB以上 (拡張性のあることが望ましい) Cドライブ:1TB以上のSSD Dドライブ:1TB以上のSSD GPU:NVIDIA Quadro P620以上のスペックで計算用途に用いられるNVIDIA製品 保守点検費用も含む |
弊社からのご提案では、以下の点をポイントとしてご提案いたしました。
【主な仕様】
CPU | Xeon Goldr 6326 (2.90GHz 16コア) x2 |
メモリ | 128GB |
ストレージ1 | 1TB SSD S-ATA |
ストレージ2 | 1TB SSD S-ATA |
ビデオ | NVIDIA T1000 |
ネットワーク | on board (1000Base-T x2) |
筐体+電源 | タワー筐体 + 850W |
OS | Microsoft Windows 11 Pro 64bit |
その他 | TPMモジュール 「あんしん+」 5年間引き取り修理 |
【CPUについて】
第3世代のXeon Goldを2基搭載して、合計32コアを実装しました。
■Point ・1つのCPUで32コア以上の製品も選択できるが、2CPU構成にした時よりもコストが上昇する場合がある。 ・本事例ではコストとスペックのバランスを考慮した上で2CPU構成を採用。 ・2CPU構成の場合、メモリスロットが増えるため増設の余地が大きくなる点がメリット。 |
ご提案ではひとまずとして条件の下限である32コアとしていますが、より多くのコア数が必要な場合にはご相談ください。
【メモリについて】
メモリは出荷時点の構成で空きスロットが8つあります。
■Point ・搭載しているものと同じメモリを増設することで合計256GBまで増設可能。 ・初期搭載のメモリを取り外して換装すれば、最大2TBまで拡張可能。 |
【ビデオカードについて】
ビデオカードは現行のラインナップで指定条件に近いT1000を選択しています。
■Point ・「計算用途に用いられる」の指す意味によってカードの選定基準は異なる。 →「ワークステーション向けビデオカード」の意味であれば、T1000で問題はない。 →「GPGPUに用いられるビデオカード」の意味であれば、T1000では性能不足。 |
GPGPU利用を想定する場合には、適したビデオカードを選定しますので、ご相談ください。
【サポートについて】
保守点検に関しては、お問い合わせ時点で詳細なご要望を頂戴していませんでしたので、たたき台として「あんしん+ 5年間引き取り修理」を加えた内容でのご案内としました。
弊社の基本的な保証は引き取り修理対応となりますが、オンサイト保守やTeamViewerを利用したリモートサポートなど、お客様のご要望に合わせて保証をカスタムすることが可能です。
納入時の設置や動作確認などに関してもご相談を承っていますので、気兼ねなくお問い合わせください。
■FAQ・第3世代Xeon Goldとは ・GPGPUとは ・TeamViewerとは |
■ このPC事例に関する詳細、お問い合わせはこちら ※事例の名称またはご希望の条件などをご記入ください。 |