「MadMapper」を快適に利用するためのマシンのご紹介

R&D向け海外製品調達 と その利用に最適な構成のPC製作サービス

オーダーメイドPCの製作サービス「テグシス」と 研究開発者向け海外製品調達・コンサルティングサービス「ユニポス」という2種類のサービスを提供するテガラだからこそ可能な、「R&D向け海外製品の購入とその利用に最適化したカスタムPCの製作」というワンストップサービスをご紹介いたします。

たとえば、ソフトウェアを動かすためにはPCが必要であり、専門的なソフトウェアにはそのために必要な条件 (※メモリの容量や、ハイエンドなビデオカードの搭載など) がある場合があります 。そんな条件に合致したPCを探す手間を省略し、海外から調達した製品とその動作に最適なPCをセットにしてご提供できることが、テガラの強みです。

今回は、ユニポスで取り扱っております GarageCube社のプロジェクションマッピングソフトウェア「MadMapper」と、その利用に適したマシンをご案内します。

 

MadMapper について

MadMapper は、テーマパークやイベント会場、歴史的建造物、ランドアートなど、規模の大小に関わらずさまざまなロケーションにおいて、実存する立体物を損なうことなく繊細でありながら自由で迫力ある視覚効果を演出できる、「プロジェクションマッピング」用の最先端アプリケーションです。アーティスト向けに設計されており、さまざまな演出に活用いただけます。

※ご参考:プロジェクションマッピング(Projection Mapping)とは

プロジェクタなどの映写機器を用いて、凹凸のある建築物やステージなど(立体物)をスクリーンに見立て映像を投影するする技術のことです。映画のような平面スクリーンとは異なり、投影先である立体物の一面一面がスクリーンの代わりとなります。プロジェクションマッピングは、投影先の形状や大きさの制限がなく、立体物のどの面にどういった映像を割り当てるか(マッピング)を意識して作られます。創造性や柔軟性が高く、かつ印象的で繊細なシーンを演出できるため、エンターテイメント性にも優れています。

※参考:MadMapperを使った作品例「Le Petit Chef」

プロジェクションマッピングというと、建物や壁など割と大きなエリアへの投影イメージがあるかもしれません。ご紹介しますSkullMapping(スカルマッピング)が手掛けているダイニングショー「Le Petit Chef(ル・プティシェフ) 」は、フランス語で”小さなシェフ”という意味の通り、小さなシェフが働くさまを演出した革新的なプロジェクトマッピングです。

巨大スクリーンとは異なり、レストランのテーブルや皿、グラスなどを投影先のスクリーンとして見立て、軽快で小気味よく小さなシェフが働くさまを間近で観ることができます。
洗練されたストーリーとユニークさも相まって「待ち時間も惜しくない!」と顧客に言わしめるほど、高い評価を得て話題となりました。

こちらに使用されているのが、2台のPanasonic PT-VZ570Uプロジェクタと MadMapper です(EssentialINSTALL.comの記事掲載時点)。

Le Petit Chef

​LE PETIT CHEF WRESTLES LOBSTER RIGHT ACROSS YOUR PLATE(EssentialINSTALL.com)
https://essentialinstall.com/commercial/le-petit-chef-lobster-right-across-plate/

​SkullMapping
https://skullmapping.com/project/le-petit-chef/

※このほか、メーカーページに本製品を使用した作品例(ギャラリー)をご参照ください。

 

主な機能・特徴

MadMapperには、撮影から編集までをカバーする多彩なツールがそろっています。

  • ビデオで最大16Kの高解像度をサポート
  • 複数のプロジェクターを接続可能
  • 柔軟なコンテンツ製作のための表面処理
    (ベジェマスキング/ベジェライン/メッシュワーピング/フェザリング など)
  • ショーのトリガーを引くことができる統合されたキューシステム
  • 色、パターン、グリッド、テキストなど組み込み用の生成コンテンツ
  • LEDアレイまたは任意の数のDMXフィクスチャをリアルタイムで制御
  • リアルタイムコントロールで即興も可能
  • スペーススキャナ、3Dキャリブレーション、マテリアルエディタなどの機能
  • ビデオ/オーディオ再生、ビデオ効果
  • DMX : ArtNet4準拠、sACN 3、最大1000fpsのDMX出力  など

※機能の詳細はメーカーページをご参照ください。

また、メーカーページのチュートリアル動画で実際の使用方法をご覧いただけます。

Bezier Masking / MadMapper 4

 

MadMapperの製品ページもご参照ください

 

システム構成について

MadMapperは、Windowsマシン(デスクトップまたはノートPC)とMacに接続できます。弊社ではWindowsマシンへの搭載を想定しております。
MadMapperのハードウェア構成は次の通りです。

ハードウェア構成

項目 最小ハードウェア要件 推奨ハードウェア要件
OS Windows 10以上 (64 bit)
CPU 2~4コア 6〜8コア
RAM 2GB 以上 8GB 以上
GPU OpenGL3.3 互換 Nvidia 1080~20xx
Storage 300 MBのディスクスペース HDDではなくSSD

 

MadMapperの利用に最適な構成のマシンについて

弊社では、 ユーザーさまが MadMapper をスムーズにご利用いただけるよう専用 PC をご用意いたしました。

クリエイティブ用途で快適に作業を行えるよう、ストレージ速度などの細部にもこだわっております。なお、お客様のご要望に合わせてのメモリやストレージの容量変更も可能です。

この他にもMadMapperとMadMapper用PCをセットにてお求めいただくことも可能です。また、ソフトウェアのプリインストールも承っております。
ぜひお気軽にご相談いただけますと幸いです。

MadMapper 用マシンの構成例