センチネル-2衛星のデータを利用した衛星画像解析を広範囲で行うためのマシンをご相談いただきました。
Pythonで自作した解析プログラムを使って、100万km四方レベルの解析をスムーズに行うことが目的です。
M1チップのMacで試験的に解析を実施した結果、完了までに412時間かかる計算だったため、これを24時間程度に短縮したいという要望を伺っています。
ご提案の構成は、第3世代のXeon Scalableを搭載した2CPU仕様のマシンです。
ARMアーキテクチャのM1チップと大多数のマシンで採用されているCPUのx86とはアーキテクチャが異なるため、相対的なパフォーマンス比較は難しいですが、本構成はご予算の枠内での計算用マシンとしてご予算内かつある程度汎用的にご利用いただくことのできる計算用マシンです。
CPU性能を十分に発揮できると仮定した場合、比較対象のMacよりも性能面で優位です。
自作のプログラムをご利用の場合、Pythonコード側の最適化状況はお客様にご確認いただく必要があります。少なくともシングルスレッド計算ですと、比較対象のMacとあまり大差のない結果になることが考えられますので、マシンの導入と合わせてコードの並列化などの処理変更が必要になる可能性があります。おそれ入りますが予め、ご承知おきください。
【主な仕様】
CPU | Xeon Silver 4314 (2.40GHz 16コア) x2 |
メモリ | 128GB |
ストレージ | 1TB SSD S-ATA |
ビデオ | NVIDIA T600 |
ネットワーク | on board (1000Base-T x2) |
筐体+電源 | ミドルタワー筐体 + 850W |
OS | Windows 10 Professional 64bit |
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