ToF方式のデプスカメラ Vzense DCAM550 の新ラインアップ「DCAM550-E」

ユニポスWebサイトの ToF方式のデプスカメラ Vzense DCAM でご紹介しておりますDCAM550シリーズに新しいラインアップ「DCAM550-E」が加わりました。

Vzense DCAM550シリーズは、ToF方式のデプスカメラの特徴を有した、搬送や運搬業務の自動化に特化した工業用グレードのデプスカメラです。

Vzense Technology 社製のToF (Time-of-Flight)方式のデプスカメラ

ToF方式の特長は、コンピュータの作業負荷の軽減による「速さ」、 PII (個人識別情報)の保護に最適な「安全性」、そして優れた距離精度による「正確さ」です。

DCAM550シリーズについて

Vzense DCAM550は、軽量で広い視野(69°x51°)、そしてVGA解像度(640x480ピクセル)を有した工業用グレードのToF方式のデプスカメラファミリです。信頼性の高い正確な3D深度データを得ることができ、さまざまなタスクに合わせたカスタマイズも可能です。

なお、DCAM550は、 AGV/AMR や産業用ロボットによる自動化、スマートロジスティクス、スマート農業、人数カウントや行動分析など、幅広い分野で活用いただけます。

AGV/AMRとは:

AGV(automatic guides vehicle) は、指定ルートを無人かつ自動で走行してモノを運ぶ搬送用台車です。これに対してAMR(autonomous mobile robot)は、人や物などの障害物を自動的に回避して走行できる自律走行方の搬送ロボットです。
人手不足による作業・業務軽減など社会的な課題に対し、搬送業務の自動化のために注目されています。

新ラインアップ DCAM550-E

 

 

DCAM550-Eの主な特徴:

  • 産業用ToFデプスカメラ(工業用グレード)
  • 防水防塵性能: IP67
  • Aviation Plugs(航空プラグ)
  • EthernetとRS485インターフェースをサポート
  • ケーブル 1 本でネットワークへの接続と電力供給の両方が可能なPoE(Power over Ethernet) および 5V-9V(DC経由)

 

DCAM550-Eの主な仕様:

  • Sensors : TOF CCD
  • Laser emitter : 940nm VCSEL × 2(※)
  • TOF resolution : 640 × 480,  Max.30fps
  • Depth sensing FOV : 69°(H) × 51°(V) (customizable, max. 120°(H)  × 90°(V))
  • Output format : Depth RAW12 + IR
  • Interface : 100M Ethernet & RS485
  • Power supply/power consumption : POE+ or 12V~24V(DC JACK), < 5W
  • Accuracy of distance : <1%
  • Work range : 0.35m~6m
  • Working temperature : -20℃~+50℃
  • OS compatibility : Windows/Linux/Arm Linux/ROS
  • IP Level : IP67

※メーカーページでは Laser emitter は「940nm VCSEL」のみとなっておりますが、「850nm VCSEL」 も提供可能です。ご希望の仕様をお知らせください。

※DCAM550-U/DCAM550-Pについてはこちらをご参照ください

 

お知らせ

今回ラインアップに新たに加わったVzense DCAM550シリーズの他、ToF方式を採用した 評価キット(DCAM710) があります。

また、ToF+RGB 2 in 1 / RS485 and Gigabit Ethernet を有した産業用モデル 「DCAM560C Series」 がリリースされました(2022年2月現在)。

出荷開始時期、製品詳細につきましてはメーカーアナウンスをお待ちください。