ドイツVERBI社の開発する質的データ分析支援(QDA)ソフトウェアの最新バージョン「MAXQDA 2022」 がリリースされました。
今回のリリースでは、分析結果を収集するためのワークスペースQTT(Questions–Themes–Theories)、単語のエクスプローラーなどの新機能に加え、既存機能の強化、およびチームでの情報共有や分析を可能とするアドオン「MAXQDA TeamCloud(※)」が加わり、今まで以上に効果的で効率的な分析が可能になりました。
※MAXQDA TeamCloudは、MAXQDA 2022サブスクリプション用の追加モジュールです。
目次
本記事はIntroducing MAXQDA 2022を参照しています
https://www.maxqda.com/new-maxqda-2022
※ユニポスはVERBI社認定の国内正規販売代理店として、これまでに全国の教育機関、公的機関、企業等への多数の導入実績を有しています。「MAXQDA」はユニポスを代表するロングセラー商品です。 |
MAXQDA について
1989 年のリリース以来、看護学、社会学、心理学、医学、教育学、犯罪学、法学、言語学、市場調査といった幅広い分野において導入・活用されている、QDA ソフトの代名詞的存在とも言えるソフトウェアです。
MAXQDA は、多機能かつ高性能であると同時に、使いやすさの点でも高く評価されています。テキスト、画像、オーディオ/ビデオファイル、ウェブサイト、ツイート、フォーカスグループディスカッション(FGD)、およびアンケート回答など、あらゆる種類の数値化しにくいデータを収集、整理し、最適な分析に役立てることができます。
※MAXQDA はWindowsとMac OSの 両方に対応しています。機能につきましてもWindows/Mac OS は同等で、作成したファイルも互換性があります。
MAXQDAの種類
MAXQDAには最もスタンダードな「MAXQDA Standard」、MAXQDA Standard に テキスト・語彙・辞書ベース等に特化したモジュール “MAXDictio”が追加された「MAXQDA Plus」、 MAXQDAに統計的な分析のための包括的な”Stats”モジュールを統合した「MAXQDA Analytics Pro」の3種類のバージョンがあります。
MAXQDA 2022 の主な機能・特徴
1.質問、テーマ、理論をまとめるワークスペース
新しいQTT( QUESTIONS–THEMES–THEORIES)は、メモ、コード、セグメント、コンセプトマップ、およびその他の分析結果を収集し、集約するためのワークスペースです。
重要なトピックや調査の質問ごとのワークシート作成、ビジュアライゼーション、コンセプトマップ、またはコード化されたセグメントなど関連する要素の追加、ワークシートのエクスポートなど、考えやデータの整理、洞察の共有、新しい理論の開発に役立ちます。
2.単語のエクスプローラー
単語やフレーズを検索するための、インタラクティブなダッシュボードです。質問に対する回答や発話などから取得したテキストデータ内の、語句や単語間の関係性を分析や、コード頻度、単語の組み合わせ頻度、単語のコンテキストなど、単語に特化した分析も可能です。
例)検索用語「友達」がどの文書で頻繁に使用されるのか、文書内のどの位置に多く表れているのか、といった単語の使用状況や頻度をダッシュボードで調べることができます。
3.プロファイル比較チャート
文書、話者、文書グループ/文書セットを視覚的に比較することができます。またコードの割り当てや変数の値のパターンを調べて、類型(タイポロジー)の作成も可能です。
ビジュアライゼーションに表示するコードと変数の選択や、変数値の表示順序を手動で変更することができます。
4.そのほかの機能
- WordやPDFからのテキストの強調やコメントを取り込むことが可能
- メモ帳に追加された「コードとドキュメントの概要」
- 数千種類の新しい絵文字を使ったコーディング
- コード名候補とクイックリサイズが可能
- フォーカスグループインポートの強化
- 自由形式の質問を分析することが可能
- メディアファイルのパラフレーズとパラフレーズのカテゴリー化
- Adjacency Matrix (隣接行列)とドキュメントプロファイルテーブルが利用可能
5.MAXQDA TeamCloud
MAXQDA 2022 のサブスクリプションに追加することができる、安全かつシームレスなクラウドコラボレーションを実現するためのライセンスです(アドオン)。
保護された25GBのクラウドスペースを、1ライセンス最大4人のチームメンバーと共有でき、チームプロジェクトを円滑に進めることができます。状況に応じたオンライン・オフライン作業、通知設定、チームメンバーのインポート履歴をマージノートで確認できるなど、複数名で活用するのに便利な機能も含まれており安心して共同作業を進めることができます。
※機能詳細につきましては、MAXQDA 2022のリリース情報 をご参照ください。
※2021年5月24日以降に購入されたMAXQDAライセンスは、2022年1月31日まで無料でアップグレードできます。また、2021年5月24日より前に取得された MAXQDA2018 および MAXQDA 2020 ライセンスにつきましてもご相談ください。期間限定となっておりますため、ぜひこの機会をお見逃しなく!
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