RealityCaptureの価格改定(プライスダウン)のお知らせ

ユニポス取り扱い製品の中でも高い人気のあるフォトグラメトリ・ソフトウェア「RealityCapture」 の価格改定(プライスダウン)のお知らせです。

RealityCapture のメーカー Capturing Reality 社が2021年3月に Epic Games 社の傘下となったことに伴い、ライセンス形態や価格が見直されました。

全機能を制限なく利用できる RealityCapture – Enterprise ライセンス (永久ライセンス)のみの提供、かつ大幅なプライスダウンにより大変お求めやすい価格に改定されました。
ぜひこの機会にRealityCaptureをお試しください。

 

RealityCaptureとは

写真やレーザースキャンの画像データから美しく正確な3Dモデルを自動で作成する、フォトグラメトリ・ソフトウェアです。高速な処理と仕上がり品質の高さが特長で、また画像の位置合わせ、メッシュの計算、テクスチャ、平行投影、DSM、ジオコーディング、座標系変換といった機能も備えています。写真とレーザースキャンデータを組み合わせて利用することで、より精度の高いモデルを作成することも可能です。

 

【主な特徴】

  • 独自の3Dモデルを直感的に素早く作成可能(スキャン&シェア機能)
  • マッピングプロジェクト、写真測量に最適な2D/3Dマップの作成
  • 写真からリアルで美しい質感の3Dモデルを作成しゲーム・映画用アセットとして活用
  • フルボディスキャン(3Dデジタルツインやキャラクター制作など)
  • レーザースキャンと画像を組み合わせた正確で高品質な3Dモデル(ジオメトリやリアルなテクスチャなど)
  • 高速な3Dプリント(写真測量、プロトタイピング、デジタルレプリカなどの作成)

以下の動画は、2台のカメラで撮影した350枚の写真から作られた東京の夜の街(3Dモデルの例)です。まるで実存するかのような高品質で精巧な質感をご覧いただけます。

3D model – Tokyo at night by Raiz

 

最新のリリース情報

最高の精度と速度を必要とする写真測量の現場作業の専門家を対象としたRealityCapture 1.2 Tarasqueがリリースされました(2021年7月)。

  • 任意の形状の体積と面積の計算
  • カスタムの高さプロファイルの作成が可能
  • 等高線の計算とエクスポート
  • 高度なモザイク編集ツールを備えたオルソモザイクレンダリング方法(ベータ版)
RealityCapture 1.2 Tarasque

※このバージョンで作成または保存されたプロジェクトは、以前のバージョンのRealityCaptureで開くことはできません。ご注意ください。

 

システム要件

フォトグラメトリ(Photogrammetry)は、対象となる物体を様々な方向から撮影またはスキャンした画像データを解析し、立体的な三次元モデルに変換する技術です。このような技術を活用する場合、一般的には高性能、高スペックなPCを必要としますが、RealityCaptureはPC のシステム要件が低いにもかかわらず、処理速度が高速で、品質も高いと評価されています。

  • OS: Windows 7 / 8 / 8.1 / 10, Windows Server 2008+ (64bit)
  • CPU: 4コア ※SSE4.2(Streaming SIMD Extensions 4.2)以降
  • RAM: 8GB(最小) / 16GB(推奨)
  • GPU: NVIDIA graphics card w/CUDA 3.0+ capabilities and 1GB VRAM.

※注記※
– NVIDIAグラフィックスカード非搭載の場合はテクスチャメッシュを作成できません
– Windows Server: MediaFoundationの機能をインストールする必要があります

このほか詳細につきましては こちら をご参照ください

References(お客様から寄せられた声/メーカーページ)
https://www.capturingreality.com/References

 

ご利用分野の例

測量・マッピング、文化遺産・建築、ゲーム、VFX(visual effects, ビジュアル・エフェクツ)、VR/AR、フルボディスキャン・プリント、研究・医学、製造業など、様々な分野で活用されています。

  • 有形文化遺産や建築といった空間情報を収集し、教育や研究に役立つ貴重な情報としてデジタル保存
  • ドローンとフィールドの双方から画像データを取得し、より速く正確、かつ短時間で写真測量を実行
  • 時間とコストの削減にも有益な3Dプリントによる写真測量
  • プロトタイピングの作成
  • 物体の大きさに関わらず作成できるデジタルレプリカ
  • 3Dプリントされたデジタルツイン
  • ゲームやVFX、AR/ARで活用できる仮想空間向け3Dモデル

例えば文化遺産と建築関係では、エチオピアの古都ゴンダールのファジル城(ユネスコ世界遺産)が、レーザースキャン、航空写真(Phantom 4 Pro)、フィールドカメラ(Nikon 7200)による画像データをもとにRealityCaptureによって3Dモデル化(再現)されました。

Fasil's Castle by Zamani Project

 

また米・カリフォルニア大学サンディエゴ校のデジタル・メディア・ラボ(Digital Media Lab)は、2015年のシリア内戦で破壊されたベル神殿を、公開されている写真(約3,000枚)と最新の3D手法を用いてデジタル再構築を行いました。

Temple of Bel, Then and now

 

このほかメーカーサイトでは、Industry Use Cases としていくつもの実例が紹介されています。ぜひご参照ください。

 

教育機関向けについて

教育機関向けに RealityCapture Educational license が「無償」で提供されております。
※Educational License の申請につきましては、ユーザーさまご自身で直接お申込みいただく必要がございます。

下記URLよりメーカーへお申し込みください
https://www.capturingreality.com/Contact?setEdu#Contact

  • 承認・合意のための電子署名(DocuSign)を行います
  • RealityCaptureにてアカウントを作成します

※申請時のメールアドレスは大学ドメインのメールアドレスのみ承認されます。個人的なメールアカウントはご利用いただけません

 

トライアル版について


ご購入の前に、RealityCapture のトライアル版(無料)で使用感をお試しいただけます。
下記URLをクリックしますと、自動的にダウンロードが開始されます。
https://www.capturingreality.com/DownloadNow

downloadNow-video-game-asset

 

最後に

ユニポス(テガラ株式会社)では、メーカー認定リセラーとしてRealityCaptureを取り扱っておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。

なお PPI Credits は、弊社ではお取扱いがございません。
メーカーサイトよりユーザーさまご自身でご購入いただく必要がございますので、あらかじめご了承ください。