「Looking Glass 8K Immersive Display」 と 映像処理用マシンの構成例

■こちらは、2020年5月27日に投稿された記事のため、情報の内容が古い可能性があります。

光線再生型ディスプレイ「Looking Glass」の最新モデルとなる Looking Glass 8K immersive display がメーカー出荷開始となりました。

これまでのLooking Glass は、3Dクリエイターが机で利用するのに適したサイズ感の8.9インチモデル、シミュレーション・設計のレビューやリテールディスプレイ向けの15.6インチモデル、の2サイズ展開でしたが、新たに 8Kディスプレイ (7680×4320px 3,320万画素)に相当する超高精細な32インチモデルが追加された形となります。

Looking Glass 8K Immersive Display 主な仕様:

サイズ : 73.6cm x 42.9cm x 10.2cm
重量 : 28.6kg
接続 : 2 x DisplayPort / USB Type-B
入力解像度・fps : 7680px × 4320px, 60fps

メーカーによる紹介動画:

なお、Looking Glassを使用するには別途映像処理用のコンピュータが必要になります。Looking Glass での映像体験を快適なものとするため、メーカーであるLOOKING GLASS FACTORYからも推奨の構成が提示されているのですが、それを基にした「Looking Glass 8K Immersive Display用マシン」の事例をテグシスにも掲載いたしましたので、ご紹介します。

【主な仕様】

CPU Core i9 10900X (3.70GHz 10コア)
メモリ 16GB (8GBx2)
ストレージ 500GB SSD M.2
GPU NVIDIA Geforce RTX 2080 Ti
ネットワーク GigabitLAN x1
筐体+電源 ミドルタワー筐体 (幅233 x 高さ465 x 奥行 543 mm) +750W
OS Windows 10 Professional 64bit
その他 山洋電気製ファン

標準で搭載しているGPUは1台ですが、弊社にて異なるサイズのモデルである Looking Glass 8.9″ の動作を検証した際の実績を踏まえ (その際の検証に関する記事はこちら)、デュアルGPU対応が可能な構成としています。

なお先述のメーカー推奨構成においてのCPUはCore i7仕様となります (2020年5月現在)。Core i7でもデュアルGPU構成自体は可能ですが、8K出力を考えますと、PCI-Expressの帯域をフルに使用できるCPUでの構成が望ましいと思われます。メーカーの見解では、デュアルGPUを必須とはしていませんが、より高い処理性能を必要とされるお客さまには、デュアルGPU構成でのご提供を承っております。また、GPUの負荷が高くなることが想定されるため、ケースFANは高品質な山洋製FANとしています。なお、CPUへの負荷はGPUほどではありませんので今回の構成例ではCore i9-10900Xを選定していますが、ご要望にあわせて変更も承ります。

今回のLooking Glass の例のように、テガラでは 海外製品調達サービス「ユニポス」カスタムPCの製作サービス「テグシス」それぞれのノウハウを活かし、海外製品 (ソフトウェア/ハードウェア)を快適に使用するためのコンピュータのカスタム製作も承っております。

詳細は以下のバナーをクリックいただき、紹介ページをご覧ください (テグシスWEBサイトへ移動します)