【技術部スタッフ・ハンズオン】Azure Kinect DK

■こちらは、2019年12月27日に投稿された記事のため、情報の内容が古い可能性があります。

これは何?

3Dカメラ。

何ができるの?

深度情報、画像の取得、生成。ボディトラッキング、Azure Cognitive Serviceを利用してのマシンビジョンアプリケーションの開発。
※Azure Kinect DK自体は、Cognitive Serviceがなくても利用できる。また、Cognitive ServiceもAzure Kinect DK専用プラットフォームというわけでもない。

開発者向け?

開発者向けドキュメントやプラットフォームは非常に充実している。Microsoftのリソースを利用できるのは大きい。また、日本語のドキュメントも充実しているので心理的なハードルも低い?

使ってみて分かったこと

ハードウェアとしてのAzure Kinect DKは、類似の3Dカメラ製品と比較して抜きん出た性能を持っている。RGBカメラは4Kに対応しており、その他IMUや全方位型のマイクも搭載している。他の3Dカメラと同じように利用することもできないわけではないと思われるが、その使い方はMicrosoftの意図するところではないかもしれない(IR性能は他製品とあまり変わらない)。やはり、Azure Cognitive Serviceを利用するための呼び水のような役割を期待されていると考えられる。性能は高いが、あくまでサービスありきの製品。
2019/12/16時点で日本未発売だが、ACアダプタにはPSEマークあり、日本での正式発売もされると思われる。

この記事を書いた人 : 技術部 和田
この記事を書いた日 : 2019.12.27

※お知らせ※

2023年8月に Azure Kinect DK の生産終了がアナウンスされました。
※ Azure Kinect 開発者キットを入手されたい場合はお早めにご検討下さい。「10月末まで」または 「在庫がなくなるまで」 のいずれかとなります。

※ 代替品として推奨されているカメラは、Orbbec Femto Bolt です。Azure Kinect DK と同じ深度カメラモジュールが使用され、同一の性能および動作モードを提供しています。
Azure Kinect DK をご利用の開発者さまは、SDKの一部として提供されるAPIブリッジを使用することで、Azure Kinect DK を使用している既存アプリケーションを Femto Bolt に移行することが可能です。