ご好評をいただいておりました車載用マシンの後継機につき、前回レポートでは、さらに高性能なものを、ということで詰め込んだ結果、性能は十分も、排熱・安定性の面で販売には至りませんでした。
引き続き検証を続けてまいりましたが、ようやくご案内することができそうな構成となりましたので、ご案内いたします。
旧車載用マシン:車載画像処理システム開発用小型PC 前回の検証レポート:車載用マシン後継機 評価検証レポート (1) |
【 決定仕様 】
< 前回時点の後継案 >
< 現行品 >
測定方法、ツール
計測は前回構成との比較のため、PCMark8を使用しました。
PCMark8 (https://www.futuremark.com/benchmarks/pcmark8)
決定仕様 ベンチマーク測定結果
※各画像 クリックで拡大表示します
上からCREATIVE、HOME、WORK ベンチを走らせた結果となります。前回テスト時よりもさらに良いスコア (速度)結果が出ました。また、長時間の負荷テスト状況でも温度に問題は見られませんでした。
結論1 (性能について)
マシン性能について:
前回のテスト機よりもベンチマーク上ではさらに高性能となりました。
CPU 温度について:
前回テスト機では温度が安定せず、オーバーヒート気味でしたが、今回構成では運用に影響がないレベルでの温度推移で安定しております。
安定性について:
前回テスト機では通電直後のブルースクリーン問題が発生してしまっておりましたが今回の構成ではそのような問題も発生せず、安定して稼働できることが確認できました。
結論2 (実用・採用について)
シャーシ・クーラーは共通ですので、使用するマザーボードとCPU、M.2 ストレージの採用といった、微妙な構成の変更・調整により、性能と安定性のバランスをとることができました。今後は車載用PCについてはこちらの構成にてご提案していくこととなるかと思います。
車載用マシンのお問い合わせ、お待ちしております!
今回の検証に用いた車載用PC事例はこちら: 車載画像処理システム開発用小型PC (Xeon) |